NHKは28日、水戸放送局放送部つくば報道室の記者(29)が、免許停止処分中にもかかわらず車を運転し、無免許運転で茨城県警に検挙されたと発表した。
NHKによると、記者は昨年11月22日につくば市内で相手に軽傷を負わせる追突事故を起こし、今月23日から運転免許停止処分(60日間)になっていたが、25日午前10時半ごろ、茨城県八千代町の県道で、NHK所有の取材用の乗用車を運転。スピードを出しすぎていたため、白バイに停止を求められ、無免許であることが判明した。この日は取材先の葬儀に向かう途中だったという。
記者は「コンプライアンスのことは頭にあったが、急いでいたので運転してしまった」と話している。記者はNHKに報告せず、28日になって県警からNHKに照会があって判明したという。NHKは記者を自宅待機としている。
NHKは「職員が検挙されたことは誠に遺憾であり、深くおわび申し上げます。事実関係を調べた上で厳正に対処します」とのコメントを発表した。
【関連記事】
・
総務相がNHK会長に「不祥事対応、間違わぬよう」
・
課徴金は利益の半分程度 NHKインサイダー取引
・
露、NHK特派員に半年以上ビザ発給せず
・
勤務中に株取引さらに1人 NHK株取引の調査結果
・
三田佳子さん二男に懲役1年6月 即日控訴