空気は読めて当たり前
ヨミウリ・ウィークリー
2008年2月10日号
(2008年1月28日発売)
茂木健一郎 脳から始まる 第89回
空気は読めて当たり前
抜粋
個性を大切にするアメリカ人だって、もちろん他人の心を読む能力はある。「空気を読む」のは、ごく当たり前の能力である。個性が輝くかどうかの鍵は、空気を読んだ後にどうするかという点にある。
他の人とは違う独創性を発揮するユニークな個性の持ち主だって、もちろん「空気を読む」ことくらいできる。それは前提にした上で、自分の思いが伝わる表現法やコミュニケーションのやり方を工夫する。これが、人生の醍醐味というものである。
「KY」と気軽に口にする者に感じられるのは一種の怠惰である。空気を読んだ上で、敢えて何かをするという気概が感じられない。空気を読みっぱなしにして、あとは無為にじっとしている。これでは、新しい時代を切り開く新鮮な動きなど生まれようがないし、何よりも本人の人生にとってもったいない。
全文は「ヨミウリ・ウィークリー」で。
http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/
1月 28, 2008 at 06:45 午前 | Permalink
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