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【1月28日 AFP】南極海で日本の捕鯨船に対する妨害活動を行っていた米環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」は28日、燃料切れのため帰還する方針を発表した。
2日前の26日には、同団体よりも攻撃性の少ない活動を行っていた国際環境保護団体のグリーンピース(Greenpeace)が同じく燃料切れによる帰還を発表していた。
日本の捕鯨船側はシー・シェパードの撤退後、捕鯨を再開するとしている。
シー・シェパードによると、オーストラリア人環境活動家の故スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)氏の名を冠した同グループの船は2、3日中にメルボルン(Melbourne)へ向かう。
グループの創始者ポール・ワトソン(Paul Watson)氏は「われわれの現在の目標は、1月末に捕鯨が再開される前にそれを阻止することだが、不幸にも燃料備蓄が不足しておりこれ以上長くとどまることができない」と声明を発表した。また同氏は、早く洋上へ戻れるためにと、燃料代と修復代の支援を呼び掛けた。
日本の捕鯨船団は、1月中旬に日本船に侵入し拘束されたシー・シェパードの活動家2人が解放された直後に同団体が日本船に悪臭弾を投げつけて以降、捕鯨活動を中止している。
農林水産省は同事件以降、捕鯨活動が2週間行われていないと認めた上で、シーシェパードが帰還するとの知らせを歓迎した。(c)AFP
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