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【衝撃事件の核心】母親が自殺… 大阪・守口乳児殺害事件 (1/2ページ)

2008.1.27 13:00
このニュースのトピックス衝撃事件の核心
山中禮弥ちゃんが殺害された民家へ通じるすべての路地がブルーシートなどで封鎖された守口市の事件現場周辺=17日午前10時45分、大阪府守口市滝井西町山中禮弥ちゃんが殺害された民家へ通じるすべての路地がブルーシートなどで封鎖された守口市の事件現場周辺=17日午前10時45分、大阪府守口市滝井西町

 生後18日の赤ちゃんが、なぜ殺されなければならなかったのか。大阪府守口市滝井西町の民家で無職、山中いづみさん(22)の長男の禮弥(れいや)ちゃんが、口と鼻を粘着テープでふさがれて殺害された事件は、発生から1週間後の23日、山中さんが大阪市内で歩道橋から車道に飛び降りて死亡する衝撃的な展開になった。禮弥ちゃんの葬儀がすみ、守口署捜査本部が事件当時の状況を詳しく聞き始めた矢先の出来事。関係者によると山中さんは出産前から精神的に不安定なこともあったといい、事件後は体調も悪くひどく落ち込んでいたという。

 

幸せな日々

 「王子様が生まれました」。昨年12月末、山中さんのアルバイト先の飲食店長に、喜びのメールが届いた。送信日は禮弥ちゃんの出産翌日。また山中さんは「自分のお母さんのようにしっかり育てる」と話してもいた。

 禮弥ちゃんの父親(22)は、山中さんが高校時代にマネジャーをしていたレスリング部の部員で、現在は大学生。妊娠が分かり「今春大学を卒業したら入籍して一緒に住もう」と婚約していた。昨年10月末には、部活仲間ら約15人が大阪市内で祝福パーティーを開いた。出席者の1人は「2人とも本当に喜んで、赤ちゃんの誕生を楽しみにしていた」と振り返る。

 禮弥ちゃんが誕生すると、父親は自身のブログに「3人で幸せになろうね」と書き込んだ。山中さんもブログに「愛しい我が子に癒され、頑張っております」と報告し、実家で子育てに専念していた。

 そこにはあるのは、若く明るい学生カップルと、周囲の温かい祝福だった。

 

突然の事件

 事件が起きたのは今月16日。昼に父親は山中さん方を訪問してから大学へ。しかし午後11時20分ごろ、勤務先から帰宅した山中さんの母親(48)が発見したのは、口に粘着テープが張られたまま動かない禮弥ちゃんと、冷蔵庫に粘着テープで張り付けられた山中さんの姿だった。

このニュースの写真

山中禮弥ちゃんが殺害された民家へ通じるすべての路地がブルーシートなどで封鎖された守口市の事件現場周辺=17日午前10時45分、大阪府守口市滝井西町
親族らの手によって霊柩車に乗せられる山中禮弥ちゃんの棺=19日午後2時18分
山中禮弥ちゃんの通夜会場に入る参列者=18日、大阪府守口市

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