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身ぶり手ぶり熱弁3時間 橋下氏「外部圧力私が受ける」

2008年01月28日

 橋下徹氏(38)は28日午前6時から、大阪市北区のホテルにテレビの中継機材を持ち込んだ「特設スタジオ」で在京民放各局の朝のワイドショーなど5局の番組に出演。身ぶり手ぶりを交え、3時間にわたって精力的に話し続けた。

 通常は各局のスタジオで収録するが、多数の取材を効率的にこなすため、NHKと民放5社が共同で用意した。

 各番組では、大阪の財政再建策に質問が集中。フジテレビ系列の「めざましテレビ」で「借金で補うやり方は抜本的に改めさせる」と断言。TBS系列の「みのもんたの朝ズバッ!」では「外部の圧力はすべて私が引き受けます」と言い切った。

 橋下氏が目玉政策に掲げた「子育て支援策」についても質問が相次いだ。日本テレビ系列の「スッキリ!!」で「47都道府県の中で、大阪府が圧倒的な子育て支援をしていく。不妊治療や乳幼児医療助成の拡充、給食の導入などを積極的にやっていきたい」と、身ぶり手ぶりを交えながら、熱心に説明した。

 公約の一つ「小学校運動場の芝生化」にも言及。NHKニュースで「多額の維持費がかかるのでは」と問われると、やや不愉快そうな表情を浮かべ、「それは現場を見ない人による議論だ。保護者たちが芝生化を求めるのではあれば、助成していこうということ」と答え、「子育て世代を大阪に呼び込む。それが大阪の活力になる」と自信に満ちた表情で話した。

 今後のテレビ出演の両立の質問もあった。

 「めざましテレビ」では「府民の利益になるかどうかで判断する。府のPRにつながることなら、引き続き出演させていただくことはあるかと思う」とこちらは慎重な受け答えに終始した。

 テレビ朝日系列の「スーパーモーニング」では同じようにタレント経験がある宮崎県の東国原英夫知事と比較されると、「あちらはマスコミに出て一般消費者向けの商品をセールスしているが私にはとてもできない。むしろ大阪の中小企業の技術力を大企業にどんどん売り込んでいきたい」と東国原知事との違いがあることもにじませた。

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