長野放送局

2008年1月28日 13時49分更新

信大病院に助産師外来設置へ


県内の産科医師が減少するなか松本市の信州大学附属病院は、来月から助産師外来を設け産婦人科の診療を拡大する形で妊婦の検診や育児の指導にあたることになりました。

松本市の信州大学附属病院には産婦人科の外来がありますが、妊婦が精神的により安定した状態で検診を受けられるようにしようと従来の産婦人科の診療範囲を拡大する形で助産師外来が設置されます。助産師外来は来月1日にオープンし診療場所は従来の産婦人科と同じで月曜日から金曜日まで予約制でおおむね1日10人の妊婦に対し出産時までの検診や産後1か月後までの授乳や育児についての相談にあたります。
信州大学の調査では県内のおもな22の病院ではこの4年間に、産科医が100人から70人程度まで減っています。
このため産婦人科の医師に代わって助産師を活用した外来の設置を検討する病院も多く信州大学附属病院では将来、助産師の派遣など、ほかの病院の支援も行っていく方針です。