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氷見市民病院の公設民営化問題:在職看護師の再雇用、市職労が応じる方針 /富山

 氷見市民病院の公設民営化問題で、氷見市職員労働組合側が27日までに、在職の看護師らを対象とする職員募集に応じる方針を打ち出した。指定管理者となる金沢医大や市は、4月からの職員が不足する場合、病院規模を縮小する考えを示しており「地域医療を守るには縮小はあってはならない」との理由を挙げている。

 在職者対象の2次募集の締め切りが28日に迫り、定員に満たない場合は2月から一般公募が始まる。このため、組合側は対立を続けると、組合員約220人の雇用が守れないと判断。市側と全員雇用を条件に交渉し、職員募集に応じるという。市側はこれまでに「全員雇用に努める」としている。

 組合内には異論も相当数あるといい、27日も職場ごとに意見集約を進めた。

 これまで組合は交渉権を自治労県本部に委任し、公務員身分の保障などを求めた。市側は4月から2年間は現在の給料を保障し、その後3年間で段階的に削減する案を示したが、平行線をたどっていた。【上野宏人】

毎日新聞 2008年1月28日

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