提橋和男の新☆管理人のつぶやき 1015
C型肝炎が治らないになんて誰がいったの?
C型肝炎は「肝硬変」「肝臓がん」につながるという。そして「現代医学では有効な治療法がない」というのが定説です。
その恐ろしい「C型肝炎ウイルス」に知らないうちに感染させられてしまったのが「血液製剤「フィブリノゲン」などを投与されてしまった人々。「肝硬変」「肝臓がん」になるであろう推定人数320万人。このままでは将来肝臓ガンになって命を落とすであろうと予測される人の数であると私は認識している。太平洋戦争による軍民合わせた死者の数に匹敵する恐ろしい数である。
そして、この人たちが国と製薬会社を相手に「損害賠償請求」する訴訟を起こし、国家賠償が認められときのことを考えてください。ひとり1千万円の賠償金として総計では何と賠償額は32兆円!
いえ、32兆円でも100兆円でもいいんです。厚生労働省払うのでしたら…。
でも、厚生労働省は大臣をはじめとして、官僚・職員だれひとりとして賠償金は一銭も払いません。もちろん処罰を受けて刑に服する人もひとりもいません。誰も罪を償うことはないのです。320万人もの国民を「ガン死」に至るであろう道に追い込んでおいて…。
一方、民間企業だったらどうなるかといえば、最近では北海道の「白い恋人」<石屋製菓>の賞味期限改ざん事件では販売店から商品が撤去され、ついに社長が引責辞任させられた。過去においても不二家や雪印など民間企業は経営基盤が揺らぐ打撃を受けている。しかし、これらの企業は人っ子一人殺していない。
太平洋戦争における広島、長崎の原爆投下、そして東京大空襲においても死者は10万人単位である。320万人もの国民をガンによる死に追い込んだ厚生労働省が裁判で国家賠償責任を負わされたからといって誰が罪を償ったが?
厚生労働省の政府行政機関としての責任、大臣以下職員が一切何の罰も受けていない。
ちなみに、先に述べた賠償金32兆円が発生したからといって、厚生労働省の政府行政機関として、また大臣以下職員が一切が腹が痛むわけではない。すべて税金で負担するわけだから、我々国民が負担するのである。もちろん32兆円もの出費はいくら国家予算から払うからといって資金手当はどうするのかといえば、消費税をはじめとした増税によるしかない。
こんな馬鹿なふざけたことが平然とまかり通っているのが日本国の政治であり行政である。これだけで驚いてはいけない。これに彼らには利権による余得が入ってくる。
320万人がガンになるとしたら、その医療費は莫大である。製薬会社や医療機関はウハウハ、厚生労働省もウハウハ。泣くのは国民だけである。
薬害はなぜなくならないのか? という疑問に「薬害は儲かるから」と答えた方がいる。もしかしたら、それは真実かもしれない。
そういう背景を考えたら彼らにとって「C型肝炎」が治るような手段があっては困るのである。だからそのような芽を見つけたら早いうちに潰してしまう。
それが「薬事法」だと私は思う。
「C型肝炎が治らないになんて誰がいったの?」…それは「C型肝炎が治ったら困る」人たちの声であり、薬事法という法律による圧力がそう言っている。
ところが「C型肝炎は治せる」と言う医師もおられる。(日刊ゲンダイ7/31付の広告記事)
代替医療に関係する九段クリニックの阿部博幸医学博士と著書が多数ある安保徹新潟大学医学部教授である。たかが広告記事と侮るなかれ。
<記事から>
九段クリニック・阿部博幸医学博士のもとで行われたC型肝炎患者の治験(6ヶ月間)
参加者はC型肝炎ウイルス量が100KIU/ML以上の高ウイルス量患者のみ6例。その結果は、6例中1例が”ウイルス量陰性”。残り5例のうち4例にウイルス量低下が見られ、GPT値は6例全員が低下した結果がえられたのである。
この結果について阿部医博は、次のように語った−。
「人間の免疫系の中心は白血球を作る骨髄、脾臓、小腸です。細菌やウイルスなど異物が侵入しやすい小腸には神経細胞が多く集まっていて、患者がSFX(乳酸菌発酵エキス飲料)を飲用することで、それに含まれる乳酸菌・酵母発酵エキスが腸内微生物を”活性化”させ、免疫系の中心である腸内免疫を高めたからだ思います」
また、安保徹教授は記事の中で次のように語っている。
「免疫力」について、日本で免疫研究の第一人者である安保徹新潟大学はこう語ってくれた。
「私がなぜ、がん治療に関して手術、放射線、抗がん剤の3大療法から脱却すべきと提唱しているかと言えば、がんの本当の原因はその患者さんの免疫が働かなくなっている状態(強い免疫抑制状態)にあり、体を痛めつける治療でさらな免疫を抑制するのは、間違っているからだと思うからです。
C型患者さんにもいえることです。肝炎の患者さんは血液検査などの結果などを気にしすぎると、ストレスが”交感神経”を刺激して、血管収縮を促してしまいます。本来は副交換神経を優位にして、免疫の働き手であるリンパ球を増加させ、かつ血管拡張を促し、血行を良くすることが大切なんです」
SFXについても「これはビタミン、ミネラル、乳酸菌・酵母発酵エキスなどとバランスがいいですよね。阿部博幸先生が治験をやって好結果だったことも納得しました」。
現在の厚生労働省の医療政策では、記事のようなことは認めないし、我々が唱えれば「薬事法違反」である。
しかし、では、ガン治療に関して限界に達している手術、放射線、抗がん剤の3大療法を相変わらず進めている医療行政について厚生労働省は国民に対して説明する責務があるだろう。
20世紀型の考え方、組織が音を立てて崩れ始めている。
産業界で言えば、名門企業を始めとする企業の不正が暴露されている。政治の世界では年金行政のデタラメが暴露された。
医療行政についても、国民の疑惑が大きくなれば、今の体制が続かなくなる可能性がある。
例えば「血液製剤」の薬害補償についても、政府の責任に対して国民の税金から支払うなどということは国民が「ノー」を押しつける時代が来るかもしれない。
政府(厚生労働省)に対して「賠償金返還要求訴訟」が国民の側から起こされるかもしれない。もちろん返還資金は税金でなく政府(厚生労働省)が作ることになる。
どのようになるのだろうか。
今回の参議院選挙の与党側の大敗は、今の政治に対し「ノー」の意思をあらわした国民の意識の流れの変化の始まりかもしれない。
少なくとも、血液製剤薬害患者といわれる推定人数320万人は「ノー」を突きつけたであろうと私は思います。
最後に再び問います。「C型肝炎が治らないなんて誰がいったの?」
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