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　東京電力は２９日、新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発５号機で、原子炉内の冷却水を循環させる「ジェットポンプ」の１台について、振動を抑えるためにはめ込んでいる金具がずれているのを確認したと発表した。中越沖地震が原因という。

　東電によると、炉内点検作業中の２９日に作業員が見つけた。金具のずれによる安全上の問題はないという。ジェットポンプは、再循環ポンプにより加圧された水を利用し、原子炉内の冷却水を循環させるポンプ。【河内敏康】