新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発で、5号機の原子炉内にあるポンプを固定するくさびが外れ、部品がずれていたことが29日、わかった。東京電力では地震の揺れが原因とみている。5号機の原子炉では、これまでに燃料集合体がずれて抜けなくなるなどの被害が見つかっている。
東電によると、外れていたのは原子炉内の出力を調節する重要機器「ジェットポンプ」の部品を固定するためのくさび(高さ19センチ、幅9センチ、厚さ8センチ、ステンレス製)。地震の揺れで部品が揺れ、くさびが外れたらしい。部品自体も4センチほどずれていた。