米テキサス州ヒューストン(AP) テキサス州22区から下院議員を狙っているディーン・ハーバセック元シュガーランド市長(共和党)が、選挙運動用の肖像写真を、自身の頭部と他人の胴体の画像をコンピューターで合成して作成していたことが分かった。
画像の胴体はハーバセック氏より痩せた体型で、ネクタイと背広を着用している。選挙事務所関係者は地元紙ヒューストン・クロニクルに対し、同氏が多忙のため全身写真を撮影する時間がなかったと述べ、画像が合成であることを認めた。関係者は「有権者は写真の出来ではなく、政策を重視すると思う」とコメントしたという。
ハーバセック氏は税法専門の弁護士兼会計士から政界入りした。AP通信は18日、同氏の選挙事務所に取材を申し入れたものの、今のところ反応はない。
共和党の政治顧問は、投票数や支持率にマイナスの影響を及ぼす行動以外は法律で規制されない、としている。