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ネット:「利用に不安」45%も 内閣府調査

 内閣府は26日、「インターネット上の安全確保に関する世論調査」結果を発表した。ネットの利用に「不安がある」との回答は45.4%で、「不安はない」(36.3%)や「分からない」(18.3%)を上回った。

 調査は20歳以上の男女計5000人を対象に昨年11月、面接方式で実施。3006人から回答を得た。

 不安を持つのは40代が55%と最も高く、30代と50代でも5割を超えた。ただ、年代が高くなるにつれ自分でネットを利用する頻度は低くなることから、内閣府政府広報室は「この年代には、出会い系サイトなどを子供が利用する不安感も含まれているのではないか」と分析している。

 不安の内容を複数回答で尋ねたところ、「コンピューターウイルス感染による個人情報流出」66.5%▽「暗証番号などを無断で利用される不正アクセス」52.1%▽「料金の架空・不当請求」50.5%--の順だった。

 警察の取り締まりを望むネット上の犯罪(複数回答)については、「児童が性的犯罪にあう犯罪」64.5%▽「わいせつ画像の公開」56・4%▽「殺人や爆破などの予告」53.3%--などが目立った。【石川貴教】

毎日新聞 2008年1月26日 22時49分

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