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ハングルの優秀性を世界に広め、事業化目指す鄭教授

 「ハングルは中国語の表記文字に使用できるほど優秀な文字です。“文化大国”の夢を実現できる日もそう遠くありません」

 韓国語でさまざまな国の言語を表記する「オンヌリ・ハングル」を創案し、話題を集めた忠南大学国文科の鄭元洙(チョン・ウォンス)教授(49)が創業を宣言、事業化に積極的に乗り出した。

 鄭教授はオンヌリ・ハングルの大衆化に向け、学内にベンチャー企業「(株)オンヌリ・ハングル芸術」を設立、23日に忠南大学で投資説明会を行った。

 鄭教授は昨年9月、韓国言語文学第62集に「中国語のハングル表記方案研究-声母体系を中心に」という論文を発表し、ハングルを利用した中国語表記の可能性が認められた。鄭教授はこれを「オンヌリ・ハングル」という名称で特許申請し、現在審査が行われている。

 鄭教授の努力により、忠南大学に「オンヌリ・ハングル研究所」が設立され、これまでの研究結果を基に、教授と職員が株主となっている学内のベンチャー企業で事業化していく予定だ。

 ハングルの表記法から字母を縮約し、簡単に書くことのできるこの方法を活用すれば、中国語や日本語など、ほとんどの言語を発音通りに表記することができる、というのが鄭教授の説明だ。鄭教授は「オンヌリ・ハングル表記法を活用すれば、漢字がよく分からない人たちも簡単に中国語を習得することができる」と説明した。

 鄭教授チームは中国語の聖書をオンヌリ・ハングルで表記する作業を終え、現在出版を控えている。また、中国語の各種学習書を発刊し、オンヌリ・ハングルを携帯電話やコンピューターのキーボードに活用する方法も研究中だ。鄭教授は「間もなく、モンゴル語、アラビア語など、アジア地域や少数民族の言語に活用するシステムも開発するつもりだ」と話した。

ウ・ジョンシク記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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