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「いじめ自殺」題材、現役教師が新作劇

2008年01月26日14時30分

 劇団昴が、中学生のいじめ自殺を扱った新作劇「親の顔が見たい」を2月1日から11日まで東京・新宿のシアタートップスで上演する。現役高校教師で劇作家の畑澤聖悟が「加害生徒の親たち」に焦点を絞って書き下ろした意欲作だ。

 カトリック系女子中学で起こった生徒の自殺。彼女の遺書に加害者として名を記された生徒の親と教師が会議を開く。そこで明らかになる親たちの本音から、現代の教育現場と家庭の問題があぶり出される。

 「弘前劇場」の俳優出身の畑澤は青森県立弘前中央高校で美術を教える一方、演劇ユニット「渡辺源四郎商店」を主宰。ラジオドラマの脚本も手がけ、芸術祭大賞などを受けている。演出は青年座の黒岩亮。出演は飯沼慧(文学座)、小沢寿美恵、遠藤純一、姉崎公美ら。4000円。昴(03・6907・8415)。

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