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■トランスフォーマー オールスパークパワー MD-22 インシネレーター■

映画トランスフォーマーシリーズの新作。
シリーズ名に「オールスパークパワー」という言葉が追加されました。
オマケにオールスパーク・キューブが付いているのは日本限定だとか。

  

定価3,990円なり。
なんか地味に値上がりしてるんですけど…。(同シリーズのブラックアウトは3,675円)
まさか四角い消しゴム1個で値上げ?

 

ビークルモード

  

 

  

モチーフは映画冒頭にも登場した、ティルトローター機のV-22オスプレイです。
可変ローターは個人的に大好物なので(古くはマットジャイロ!)これが玩具化されると知って小躍りしましたよ。
なにげに実機は映画初登場だったとか。

ボディ全体は、黒の成形色の上から半光沢のブラックで塗装されています。
各部にタンポ印刷でマーキングもされていて、質感はなかなか良いんですけど、ちらちらと覗く水色とパープルが全てを台無しにしています。
うーむ…なんというセンスの無さ…。

 

  

実機の写真と比べると、どうもエンジンが上下(前後)逆に付いているように見えるんですけど、
なんでだろう?
別に付け間違いって訳ではなくて、設計の段階から逆になっているんですが。

ランディングギアは収納式で、転がし走行が可能です。

 

  

 

  

ブラックアウトと比較。

オスプレイの全長が17.47m、ブラックアウトのモチーフになっているMH-53ベイブロウの全長が22.35mなので、
この2機はほぼ同スケールです。

 

  

テール上部についているレドーム状のスイッチを後ろにスライドさせると、プロペラが回転します。

 

  

飛行状態。

 

  

 

  

 

  

この状態でもプロペラの回転ギミックは健在。


 

ロボットモード

  

変形はブラックアウトの焼き直し的なもので、パーツの移動と配置も似たような感じです。
変形の際のポイントですが、手順の最初で機体の腹を左右に分割する際は、左右に開くのではなく、斜め下に割るように力を加えると、
簡単に外れます。

しかし水色とパープルが目に痛いですね。
なんかアメリカの合成着色料100%のグミキャンディとかを思い出す配色。

 

  

ブラックアウトと同様に、テールは背中にそのまんま付いていて、直立させるとテールも接地するので、
直立時には安定しますけど、ポーズは取りづらいです。

 

  

手がプロペラのまんまなのは凄いんですが、ブレードの中間あたりに関節を設けてツメ状に曲げることが出来れば、
かっこよかったんですけどねぇ。
ギミックの安全基準の問題なのかな?回転ギミックをとるか、可動をとるかの。

 

  

後頭部の集光ギミックはかなり有効で、他と比べてもダントツに目が光ってくれます。
で、このヘルメットは、かなーりガンダム。

 

  

ブラックアウトと比較。
スケールはほぼ同じなのに頭身がぜんぜん違うため、並べるともの凄い違和感がある。
インシネレーターの頭部はもう一回り小さくてもよかったかな。

 

  

可動は、ヒザが30度くらいしか曲がらないんですが、あまり構造的に意味の無い部分が干渉しているっぽいので、
パーツを削っちゃってもいいような気はします。自己責任で。
あと、腰が固定なんですが、それ以外の部分はよく動きます。
が、やっぱりテールが邪魔してポーズは付けづらいです。

 

  

ロボットモードでもプロペラの回転ギミックは生きています。
これ、凄いですね。
どういう構造なんだろうと不思議だったんですが、どうやら関節ごとに地道にいくつものギアをかみ合わせていって、
テールから腕の先まで回転を伝えているようです。
設計も大変だけど、組み立ても大変ですよコレは。

 

  

 

  

 

  

 

  

ポーズをつけていると「爪が動けばなぁ」と思うんですが、ただ回転ギミックも楽しくて捨てがたい。
結局この選択でよかったのかな。

 

オールスパーク・キューブ

  

ただの四角いゴムに、一応タンポ印刷で絵柄がプリントされてはいますが、精度が悪くてぐちゃぐちゃだし、
ほんとただの汚い消しゴムにしか見えません。
こんなの全アイテムに付けられても、正直困るよ。
こんなうれしくないオマケは久しぶり。


以上。
プロポーションはほとんど文句ないし、ギミックも楽しいし、可動はまあまあだしで、かなり遊べる良い玩具です。
問題は、配色。
この水色は、無いわあ。
そもそも日本向けに色を変えて出してるんだから、もっとグレーとかガンメタを使えばいいのに。
リデコでリアルカラー出してくれないかなぁ。