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鯨の赤身にも高濃度の水銀
鯨の赤身にも高濃度の水銀
北海道医療大の調査で
鯨の赤身にも高濃度の水銀 北海道医療大の調査で
国内で市販されている小型鯨類の赤身肉に、最高で厚生労働省の暫定基準値の約200倍という高濃度の水銀が含まれているとの調査結果を、遠藤哲也・北海道医療大講師(中毒代謝学)らのグループがまとめた。24日から広島市で開かれる日本薬学会のフォーラムで発表する。
鯨は海の生態系の頂点にあり、食物連鎖を通じて水銀汚染の影響を特に受けやすい。
鯨の水銀汚染ではこれまで、有害物質が蓄積しやすい内臓や、脂身からつくるベーコンなどを対象にした研究が多く、遠藤講師も基準値の5000倍の水銀を内臓から検出したことがある。今回、食べる頻度が高い赤身の汚染も確認されたことで、検査の徹底や規制の必要性が問題になりそうだ。
遠藤講師らは2000年から今年にかけ、10都道府県のスーパーなどで売られていた赤身の水銀濃度を分析。DNA分析などで鯨の種類も特定した。
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【共同通信】 |
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