いとこ殺害の中国人に懲役25年判決――大阪地裁2008/01/26配信
いとこの中国人留学生を殺害し、遺体を切断して資材置き場に捨てたとして、殺人や死体損壊などの罪に問われた無職、王志輝被告(30)に大阪地裁は25日、懲役25年(求刑懲役30年)の判決を言い渡した。
判決理由で宮崎英一裁判長は「両親の期待を背負って来日し、行き詰まった状況は認められるが自業自得で動機も身勝手だ」と指摘。「希望を奪われた被害者の無念は察するに余りある」と述べた。 判決によると、王被告は2004年10月に不法入国。日本語学校に通ったが進学せず、仕事もしなくなった。同居するようになったいとこの王麗萍さん(当時28)が一時帰国時に生活態度を両親に報告したことなどに怒り、昨年3月2日、大阪市住之江区の自宅マンションで寝ていた麗萍さんを殺害。キャッシュカードなどを奪い、遺体を切断し、資材置き場の草むらに捨てた。(共同)
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