アークエンジェルズ

「アーク・エンジェルズ」の活動の記録です。
責任
いよいよ、冬本番。
雪が降り積もってきました。
現在、50センチほどが積もっています。
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犬舎へ向かう通路も塞がれているため、代表は早朝より雪かきを開始しています。
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都会育ちの私達は、雪道を歩くだけでも力が入り、かなり筋肉痛になり、作業後のシャワーが一番の幸せを感じます。
こんなに降っては、食糧買出しも行けません。
ワン達も喜んで駆け出しますが、足裏が冷たいようで帰って来た時は真赤になっています。
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さて、レスキューが現在も進行している中、某警察からSOSの電話が入りました。
ワンコは拾得物扱いです。
この警察は拾得日から飼い主が現れるのをかなり待って下さっていました。
しかし、「これ以上警察にも置く事はできないので処分センターへ移動になります。なんとかお願いできませんでしょうか。」と電話が入っていました。
全部で8頭でしたが、最高齢の14歳の子は、迎えに行く前夜、飼い主が現れました。
嬉しかったです。
14年も一緒に暮らしたのに、捨てられたの?と私達もとても心を痛めていました。
本当に良かったです。

警察からの子は中型〜大型犬です。
現在、7頭がおりますが、保護期限の浅い子に関しては、警察がもう少し飼い主が現れるのを待ってくれると言う事で、5頭の引き上げになりました。
全頭、首輪をしています。
飼い犬であった事は間違いない。

みんな、不安そうな顔をしています。
「どうなるの?」
「どこに連れていかれるの?」という感じです。
本当は全頭殺処分になっていた子です。
拾得者は皆、面倒見れないから引き取る事は出来ませんと、言われていました。

安楽死ではありません。
窒息死です。

子犬の頃は家族に笑顔で抱っこされていたのでしょう。
家族中が子犬を優しい目で見つめていたのでしょう。

ここにいる今の子を同じ目で見れないのでしょうか?
大きくなって世話も大変でしょう。
家族の一員ではありませんか!!
世話をしないから、どんどんと汚れて行く→汚くなってよけいに触らなくなる。→もぅ要らない

今回保護された子の中に、バーニーズが居ました。
診察を終え、はるばる滋賀シェルターにやって来ました。
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被毛はベタベタでこってりと言う感じです。
頭・耳・おしり・胸全て毛玉だらけです。
糞尿がこびりついています。
1年や2年洗っていない感じではありません。
シャンプーで取れる臭いではありません。
毛玉をほぐす時間や負担を考えて、早々にバリカンを掛けました。
皮膚は油で白い塊が数々見られました。

バリカンの刃が骨にゴンゴンとあたります。
ガリガリです。
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体長はかなりありますが、体重はたった21キロ。
ベスト体重は32〜3キロだと思われます。
腰骨・あばらが浮き出て、骨の数が数えられるくらいに痩せています。

シェルターに着いて、犬舎に入れた時、私は胸がいっぱいになって涙があふれ出しました。
不安な目は昨年亡くした保護された時のライブの目と同じでした。
この子もきっと笑顔になります。

初めてのシャンプーだったのかも知れません。
すっきりしました。
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綺麗に乾かした後、落ち着いて犬舎でゆっくりと休んでくれました。

推定年齢4〜5歳。
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何が起こったのか判りませんが、この子は生きるチャンスと警察の方の努力で命を救われました。
終生飼育の責任が持てなければ、動物を飼う資格はありません!!
まだまだ、犬生は続きます。
幸せになって欲しいと、ただただ願わずにはいられません。
ご協力のお願い
繁殖場崩壊レスキューの子たちも団体に来て、10日程経ちました。
表情が変わってきました。
個性も出てきて、お世話をする私達を随分楽しませてくれています。
譲渡可能な子から一部、ご紹介致します。
手術が必要な子達は、完治後のエントリーになります。
(随時、里親の募集をしております。この子達は1ヶ月後より、不妊手術を実施致しますので、現在は事前アンケートのみの受付になります。)
温かいご家庭から手を差し伸べて頂ける事を願っております。

つくねちゃん・1歳・♀
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ちくわちゃん・1歳・♀
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はるちゃん・♀
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ゆきちゃん・♀
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あきちゃん・♀
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なっちゃん・♀
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ハンナちゃん・♀
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カロルちゃん・♀
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サンディーちゃん・♀
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オードリちゃん・♀
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ポーラちゃん・♀
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カーリーちゃん・♀
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パスちゃん・♀
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アビーちゃん・♂
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皆、痩せていますが、便の状態も良好です。

ご協力のお願い。
毎日、清潔な環境で過ごしてもらうため、必ず敷物の入れ替えをしております。
一日、100枚ほどの敷物を交換していますが、悪天候の為、洗濯物も乾かず、毛布を切る時間も無くなっています。
皆さまのご協力をお願い致します。
ご使用にならなくなった、中古の物で結構でございます。(洗濯済でお願いします。)

*ポリ素材の敷物*
今回のレスキューの子達は床ずれが酷いです。
なるべく、フカフカに毛布を入れております。
洗濯物が乾かず、毛布を切って使用しております。
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ポリエステル素材のマット、1枚ものの毛布をご協力頂けますか。
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人間用毛布の2枚合わせの物は、全く乾きませんので使用出来ません。また、50X30位のサイズに切って頂けると、大変助かります。

*缶詰またはレトルトフード(成犬用)*
現在、ドライと缶詰を混ぜてあげていますが、缶詰が不足しております。



綺麗になってね。
今回のレスキューの子達に名前がつきました。
犬番号だけだったので、FB4番とかDF2番とか毎日、早く名前をつけてあげないと・・・と急いでいました。
お掃除の時に、名前を呼びながら「なっちゃん、良い子だよね〜。可愛い名前がついたね」と何度も呼びます。
1週間もすれば、名前を呼ぶと振り向くようになるのです。

毎回、名前つけは大変なのですが、今回は名前の神様がおりてきたので、サササーと決まってしまいました。

バリケンにも犬番号と名前が張られました。
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滋賀に来て先発の子は1週間になりました。
みんな、落ち着いています。
一日の流れがワンにも判って来ました。

朝、犬舎に向かうと「ごはんだぁ〜〜〜」と大喜びです。
作業が終わる前になると、ソワソワします。
おやつの時間なんです。
最後におやつをあげて、「さぁ〜おやすみ。また明日ね。」と犬舎を後にします。
私達が引きあげた後は静かに眠ってくれています。

ワンコは本当に利口な動物ですね。
こちらが、手をかければかけるほど、きちんと答えてくれます。
環境も大切です。
滋賀は本当に空気が綺麗で、広いです。
大型犬も思う存分、走り回って夜は、遊び疲れて眠りにつきます。
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大阪に居た時よりも、ワン達は生き生きしているのが実感できます。


午後から今日も皮膚の状態をチェックして、美容に入りました。
神戸の子達はレスキュー当初、皮膚が酷く痛んでいました。
疥癬は、全頭完治しましたが、皮膚がカサカサしていたりの子がまだ数頭います。

せっかく綺麗な毛が生えてきましたが、薬浴の為に丸坊主になって頂きました。
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「やっと毛がはえたのに、ごめんね・・・。」
「絶対に綺麗に治してあげるから刈らせてね。」
「毛はまたはえる!!」
みんな大人しくしていました。
バリカンを入れた後、念入りにシャンプーします。
どんどんと改善されて行くのを見るのが、とても嬉しいです。

悲しいかな・・・
SOSを発信している子の為にも、今、シェルターに居る子のケアをきっちりして送り出さないと、助ける事が出来ません。

大阪事務所も医療班チームで頑張ってくれています。
病院への搬送・検査・手術の必要な子は大阪に滞在しています。


今回67頭のレスキューが行われています。

滋賀シェルターでのボランティアのご協力をお願い致します。
ボランティアさんの協力で1頭でも多くケアができます。
どうぞ宜しくお願い致します。
ボランティア参加
本来の時間
通常通りの時間に作業が開始され、たまった作業がこなされました。
毎日がこれで当たり前なのですが、「皆で今日は色々出来てよかったねぇ〜」と喜んでしまいました。

朝の掃除から開始。
排泄物を回収し、各犬舎の消毒が行われます。
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その後、完全に乾かして、シーツ・毛布がセッテング。
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食器もミルトンに漬けられ、徹底消毒されます。
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施設内は臭いも全く無く、とても綺麗に片づけられています。

先日のレスキューでやって来た子達です。
レスキュー後、1ヶ月は完全隔離で犬同士の接触はさせません。
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一頭づつサークルに出し、バリケンをスプレーで消毒。
お掃除の間、しばしの運動です。
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掃除が終了し、全頭爪切り。
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皮膚の状態の悪い子は薬欲の為に全バリをかけました。
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その後、シャンプー・薬浴です。
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色んな妨害で時間が割かれてしまっては、ワンコ達への世話に支障がでます。
犬の為にどうか今一度考えて頂きたいです。

小さなプードル。
腰骨が浮いてかなり痩せています。
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このフレブルもかなり痩せています。
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1.8キロのチワワです。
痩せた小さな身体。
片目は潰れています。
目に痛みがあるのかずっとしょぼしょぼしながらこちらを見ています。
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ボストンは完全に両目視力を失っています。
ゆっくりと話しかけながら手を出さないと、怖がって奥に隠れてしまいます。
施設内の環境と場所を自分なりに一生懸命受け入れ、壁に沿って体を当てながら水入れを探します。
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このフレンチも片目の視力を失っています。
スタッフ達の毎日の手当で人について歩くようになり、人の姿が見えなくなると悲しい声で呼びかけます。
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1.5キロの小さな子です。
人の手を怖がって奥に隠れていましたが、今日は自らスタッフの手を舐めにきました。
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皆、とても良い子たちばかりです。
金属のスノコで暮らしていた子達が、今はフカフカの毛布で安心して、ゆっくりと休んでいます。

1ヵ月後から里親様募集を開始させて頂きます。
暖かな家庭にどうか迎えて頂きますよう、心からお願い致します。
ワンコの世話をさせて下さい!!
昨日の川北氏の寝ころび事件と今日のムーブの悪意に満ちた偏見報道。

代表は早々に弁護士への依頼、手続きに入っています。


正直、争い事はもういい!!

何もなく、平和に犬の世話が出来ていたのに、どうして問題を持ってくるのでしょ
う。。。

暇にまかせて何もない事を騒動にし、こちらの活動の手を止めます。


何度も言っていますが、不幸な環境下に居た子たちを助け、ケアして新しい飼い主様を探
す活動に、何故、そんなに邪魔をするの?

滋賀現場スタッフも頭をかかえています。

犬に伝わります。

どんなに体が疲れても、夜はゆっくり寝て翌日は元気に「さぁ〜今日も頑張ろう!!」と

犬舎に向かっていました。

どんよりした気分になれば、犬は「どうしたの?」って顔で頭を傾けて、私達の顔を覗き込み
ます。

「あなた達には関係ないよ。大丈夫だから・・・安心して」



ここ最近はずっと平和な時間が流れ、一日のペースが出来、ワンコ達も日々明るく元
気になっていました。

昨日の事・今日の事で犬は敏感に察知します。

遊んだ後、毛布を引いてあげると、自分の犬舎へ入ってすぐに眠っていましたが、ウ
ロウロと中を回り私達の様子をずっと見ています。



小さな体で何かを一所懸命考えています。



今の私達スタッフのどんよりな気持ちを抜け出すには、やはり自分が何をする為にこ
の活動をしてきたかという事の原点に、気持ちを切り替えたいと思います。



傷ついた新しくレスキューされた子たちが沢山います。

明日は、気持ち新たにスタートします。

いつものように、元気な声でワン達に「おはよう〜お腹すいたねぇ〜さぁ〜ご飯にし
よう〜」と犬舎のドアを開けます。



ご心配頂いて、お電話・メールを頂いております。

お一人お一人にお返事が出来ず申し訳ございません。



ご安心ください。

何があろうとも、この活動を継続します。

日本の動物愛護の法律が一歩でも前進するように頑張ります。

物言えぬ小さな命を、必ず守ります。

笑顔にして送り出します。



皆さまの応援が私達の心の支えです。

現場でスタッフ・ボランティアさんはボロボロになっていますが、心地よい疲れなんです。

犬がゆっくり休む姿を見て、私達は疲れがとれるのです。



反対派の方

反対されるのは自由ですが、私達の手を止めさせないで下さい。

私達の手は、犬のケアをする大切な時間と手なのです。



宜しくお願いします。
Designed by aykm.