松江放送局

2008年1月26日 19時54分更新

津和野町 起債で病院買取へ


地域医療を守るため、経営難に陥った民間病院などを買い取ることを決めた津和野町は、起債、町の借金で買い取りに必要な13億円あまりの費用を賄う方針を固め、28日に開会する臨時議会に提案することになりました。

津和野町は、地元の農協などでつくる団体が運営し、経営難に陥った、津和野共存病院と、日原診療所の2つの医療機関と、併設された老人保健施設を買い取ることを決め、去年10月から買取の方法などについて検討してきました。そして、国と調整を進めた結果、「過疎債」と「病院事業債」という2つの起債を使って、買い取りに必要な13億円あまりを、賄う方針を固めました。
津和野町は28日に開会する臨時議会にこの費用を補正予算案として提案することにしています。
臨時議会は来月28日まで開かれ、起債の返済計画や買取後の経営の見通しなどについて審議が行われる見通しです。
津和野町は議会の同意が得られれば、今年4月以降に正式な手続きを行い、病院の運営を担いたいとしています。