札幌放送局

2008年1月26日 19時2分更新

救急機能維持に全力で取り組む


北見市の北見赤十字病院で、内科の医師全員が退職の意向を示している問題で、25日、病院の院長が記者会見し、救急患者の受け入れに支障が出ないよう全力で取り組む考えを示しました。

この問題は、北見赤十字病院の内科に勤務している6人の医師全員が、「医師不足で診療態勢が維持できない」などとして、ことし3月で退職する意向を示しているもので、病院では4月以降、内科の診療を取りやめることにしています。
これについて、25日会見した小澤達吉院長は「地域の皆様に多大な迷惑をかけることになり申し訳ありません」と述べ、改めて陳謝しました。
また今回の事態で、症状の重い患者も含めて24時間体制で救急患者を受け入れている救命救急センターの機能が維持できるか不安視されている事については、「医師を1人でも2人でも確保して何とか対応したい」と述べ、救急患者の受け入れに支障が出ないよう全力で取り組む考えを示しました。北見赤十字病院では引き続き、道内の大学などに協力を求め、後任の医師の確保に努めることにしています。