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【静岡】空の防災に1億6000万円 県が2市に助成方針2008年1月26日 静岡県は空からの防災体制強化を目指し、浜松市が導入予定の消防ヘリコプターへの助成として、2008年度当初予算案に8000万円を盛り込む方針を固めた。静岡市もドクターヘリ空白地域である県中部を埋めるため、消防ヘリとドクターヘリの機能を兼ね備えたヘリコプターの導入を進めており、県は07年度2月補正予算に8000万円を計上して助成する方針。両政令市の取り組みへの支援を通じ、緊急時の対応能力向上を図る。 静岡市は08年10月、浜松市は10年7月からの運用開始を目指し、それぞれ1機導入する予定。県は既に防災ヘリを2機保有しているが、1号機の耐用年数が迫り、2号機も年間のうち2−3カ月間は定期点検で使えない。このため、両市のヘリとの相互補完をするために協定を結び、県全体で3機体制で運用できるようにする。 迅速な救命治療を可能とするドクターヘリは、県西部の聖隷三方原病院(浜松市北区)と、東部の順天堂大付属病院(伊豆の国市)の各1機で、中部地域には常駐機が存在しない。 このため、県は静岡市に対し、ヘリをドクターヘリ仕様とすることを要請していた。 最近では、今月2日に聖隷三方原病院のドクターヘリが愛知県設楽町へ出動し、用水池でおぼれた男児(3つ)を県立こども病院(静岡市葵区)へ搬送、救命に成功している。
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