「韓国生活10年、刺激的で魅力的で楽しかった」
離任するウォーウィック・モーリス駐韓英国大使
「刺激的で、魅力的で、楽しい日々だった」
今月31日、4年間の任期を終えて帰国する、イギリスのウォーウィック・モーリス駐韓大使は25日、離任を前に記者会見を開き、計10年余りにわたる韓国での外交官生活を冒頭のように表現した。
1969年に外交官になったモーリス大使は、これまでに3回も韓国で勤務した(1977‐79年、88‐91年、2003年‐現在)。また、韓国に赴任する前の75年にも語学研修のために来韓し、2年間韓国に滞在して、3人の子どものうち2番目までが韓国で生まれるなど、韓国との縁が深かった。「最初の任期を追えて帰国した日(79年10月26日)、偶然にも朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が亡くなりました。韓国で一つの時代が終わりを告げた日に自分が韓国を後にしたということで、複雑な思いがありました。」
モーリス大使の任期は当初、昨年初めまでだったが、「韓国の大統領選を見届けてから帰れるよう、任期を延長してほしい」と願い出て、さらに1年韓国にとどまることになった。「規制緩和や行政手続きの簡素化、“小さな政府”の実現、英語教育の強化といった政権引き継ぎ委員会の提案を見ていると、李明博(イ・ミョンバク)次期大統領が韓国をより優れた魅力的な国に変えていくような気がします」
その上で、「多くの韓国人が新政権に対して大きな期待を寄せているのを見届けて国へ帰れる」としながらも、「韓国は世界で11、2番目の経済大国になった以上、今や法律や教育の分野でもより一層市場開放を進めるべきだ」と指摘した。そして「中国やベトナムなどの共産主義国にもイギリス人学校があるというのに、韓国にはそれがまだないというのが驚きだ」と述べた。
モーリス大使は帰国後、一旦外務省に戻り、満60歳になる今年夏に定年退職する。「これからはビジネスや学術の面などで、英韓関係の進展に寄与できる仕事をしたい」というモーリス大使は、最後に韓国語で「待っていて下さい」と言い、「イギリス紳士」らしい微笑みを浮かべた。
ナム・スンウ記者
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