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1月26日のながさきニュース
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長崎新聞
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「日韓の懸け橋に」 対馬高生3人、釜山の大学へ進学
 | 韓国の大学に進学する(左から)押田海香さん、森智寛君、若松万希子さん=対馬高 |
対馬市厳原町の県立対馬高(辰田幸敏校長、六百八十二人)で韓国語を学ぶ「国際文化交流コース」の三年生三人が今春、韓国・釜山市の大学に進学する。三人は「言葉や歴史、文化、習慣などいろんなことを学んで交流を深め、日韓の懸け橋になりたい」と夢を膨らませている。
森智寛君(17)=長崎市立三重中卒=と若松万希子さん(18)=北九州市立折尾中卒=は国立釜慶大の経営学部に、押田海香さん(18)=対馬市立大船越中卒=は釜山外国語大の人文・社会学部に進学する。
昨年秋、学校推薦を受け、書類審査で合格。三月一日に同高を卒業した後、同三日にはそれぞれの大学に入学する予定。
将来の目標について、森君は「韓国語を話せるようになり、日本でホテルマンになりたい」、若松さんは「旅行会社に勤め世界各国に行きたい」、押田さんは「対馬で交流に貢献できるような仕事をしたい」と語る。
三人とも初めての海外生活に不安はあるものの、大学の外国人用寮に入り、他のアジアの国々の学生との共同生活や交流も楽しみにしているという。
同コースは二〇〇三年に設置。一年生十人、二年生七人、三年生十三人の計三十人が在籍。語学のほか、韓国の文化や歴史、時事教養を学ぶ。夏休みには語学研修やホームステイし、現地の言葉や生活文化に触れている。森君と若松さんは県教委の離島留学制度を利用し同コースで学んだ。
辰田校長は「三人は優秀な生徒。交流による異文化体験の成果で自己主張がしっかりできるようになり、年々成長した。三年間学んだことを基礎に、日韓の懸け橋になる人材に育ってほしい」とエールを送る。
韓国への大学進学は三人を含めコース生が十二人、コース生以外が七人で、計十九人となる。
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