キャンベラ――オーストラリアのトップ企業200社において、役員のうち女性が占める割合は7%、女性の年俸は男性の同職に比べ約半分の水準に甘んじている例が目立つことが、マッコーリー大学の調査で26日までに判明した。
調査は豪州政府の依頼を受けて実施した。これによると、女性の最高財務責任者(CFO)や最高執行責任者(COO)の年俸は男性と比べ半額だった。最高経営責任者(CEO)では約3分の2のレベルだったという。
AP通信は具体的な金額には触れていない。また、年俸が半額となっている女性CFO、COOの人数などにも言及していない。同国雇用省は調査報告書の結果について「異常な事態」との認識を示した。
今回の報告書は、女性の平均週給が男性と比べ35%少ないとの昨年の政府統計を踏まえて実施されていた。