更新:5月31日 16:53セキュリティー:安全対策
テレビで防犯情報を確認――松下電器と電工が連携
松下電器産業と松下電工は31日、家庭向けの防犯事業で連携すると発表した。電力ブレーカーとLANのハブ装置を一体化した装置を新たに開発。LANを通じて地域の防犯情報をテレビで見られるようにしたり、家庭内の防犯機器をテレビや携帯電話から操作できるようにしたりするサービスを提供する。サービス開始は7月21日を予定している。 開発したのは住宅向けの設備「くらし安心ホームパネル」で、電力ブレーカーにLAN機能を統合した。LANケーブルの差込口と電源が一体になったコンセントを家庭内に設置でき、LAN機能を通じて様々な防犯サービスを提供できるようにする。価格は12万6400円。 始めるサービスは「くらしの防犯サイト」と「くらし安心ホームサービス」の2つ。 「くらしの防犯サイト」は松下電器のテレビに搭載された情報提供サービス「Tナビ」上で、警察が提供する地域の防犯情報を見られるようにするもの。地域で発生した犯罪の情報やその手口などについての内容を見ることができる。無料で利用できる。 「くらし安心ホーム」は分電盤のLAN機能を通じて、テレビや携帯電話から防犯機器を制御できるようにする。主には玄関の防犯カメラで撮影した画像をテレビや携帯から確認できるようにするサービス、ドアや窓につけた防犯センサーの状態を把握できるようにするサービス、外出先から照明やエアコンを操作できるようにするサービスの3つ。価格は利用するサービスごとに月額500円程度を予定している。 サービスや機器の売り上げで、2008年度に60億円の売り上げを見込んでいる。 [2006年5月31日/IT PLUS] ● 記事一覧
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