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01/25-12:22--過去最高2169円配当　岡山東商高の模擬会社「７５３（なごみ）」事業報告会　当初予想の２倍超

　岡山県立岡山東商業高（岡山市東山３丁目）の３年生が立ち上げた模擬会社「753（なごみ）」の事業報告会が24日、同校で開かれた。商業科の課題研究授業「アントレプレナー（起業家）講座」として、５年前から毎年実施しており、今年度は売り上げ、株主配当とも過去最高だった。 　「７５３」は、商業科３年の越智由香里さんを社長に、天野のぞみさん、高橋加奈さん、山本綾さんの４人で経営。４月に設立し、１株１千円の株券を県商工会連合会や市経済局などに売り込み、１０万円の資金を調達した。 　洋菓子メーカーのフリュティエ（瀬戸内市邑久町向山）の協力で、県産黒大豆ときなこを使った「いないいないＢａｒ」（４本入り８００円）を開発。昨年８月から同市表町１丁目の「サンさん岡山」や１２月の同校イベント「東商デパート」などで販売し、１４６０個を完売した。 　出資者ら約２５人が集まった同日の株主総会では、売上高１１３万１８９１円、当期利益２１万６９４５円と決算報告。同講座の過去最高額を更新した。 　配当は１株当たり２１６９円と当初予想の２倍以上となり、免除される法人税等の１４万４６３０円は各種団体に寄付することなどを決議した。損益計算書の中で現金過不足が発生し�猝魄��瓩�頭を下げる場面もあったが、総会は無事終了した。 　社長を務めた越智さんは「模擬会社経営を通じて人と人のつながりを学び取れた。この講座で得たことを社会で生かせるようにしたい」と話し、指導担当の北宏文講師は「多忙期にメンバーが一時脱退する境遇の中、生徒は自分たちの力で乗り越えた。安心して社会に送り出せます」と目を細めていた。

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