音声ブラウザ専用。こちらより記事見出しへ移動可能です。クリック。

音声ブラウザ専用。こちらより検索フォームへ移動可能です。クリック。

NIKKEI NET

音声ブラウザ専用。こちらより記事見出しへ移動可能です。クリック。

開業医再診料、勤務医対策額で判断・中医協会長

 中央社会保険医療協議会(中医協)の土田武史会長は25日、前橋市内で開いた総会で2008年度診療報酬改定の目玉である病院勤務医の負担軽減策について「必要額を明示してほしい」と厚生労働省に要請した。勤務医対策の必要額に応じて、焦点となっている開業医の再診料の扱いを判断する考えだ。

 総会では病院より140円高い開業医の再診料に関して出席委員から意見を聴取。健康保険組合は「病院との格差は理屈がたたず、是正は前々回の改定からの流れ。引き下げなければ国民の納得は得られない」と強調。一方、日本医師会は「既に勤務医には他の財源を移譲しており、一層の支援は開業医の熱意に冷水を浴びせる」と訴え、意見は対立した。

 このため、土田会長は「勤務医対策の必要額をもとに、どうやって財源を賄うかを考える」と表明。次回30日の中医協で厚労省に勤務医対策額を提出させ、その額を参考に再診料の扱いを決める方針を示した。(07:00)

関連特集

関連記事

経済 | 景気ウオッチ | 統計データ | 統計用語集