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help リーダーに追加 RSS 「憂鬱なる党派」ではない? 「団塊党」も読ませたい岡崎福造「流動」

<<   作成日時 : 2006/02/20 00:41  

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 いわゆる1946年から数年の間に生まれた人々、団塊の世代の人たちの間で、「団塊党」なる世代限定の社会集団を形成しようとする動きがあるそうだ。
 なんでも、1946年生まれの人は今年、1947年生まれの人は来年、60歳の定年を迎えるそうで、その人たちの技術やノウハウを職場に継承できなくなるのではないかという危機感が強まっているという。いわゆる「2007年問題」。
 この世代が18歳から20歳代の前半くらいであった1964年あたりから1973年くらいまでは、確かに青年学生の社会的な運動がとても激しかった時代だった。
 しかし、かつては「全共闘」に参加して激しく政治体制を批判していた人々は、企業や政府組織等に入っていきエスタブリッシュメントを支えるようになっていった。
 いわゆる「体制化」である。
 ある種の人々は、企業や政府組織に入っても抵抗の足がかりに身を寄せながら、改革の灯をともしつづけたが、別の人々は労働組合や地方政治に関わりながらも、「体制」との妥協」に生きる道を見いだした。
 段階の世代の二番手以降に生まれた岡崎福造氏は、学生運動のなかでももっとも過激なグループに属してしまい、当局の取り締まりの末に「体制」からはじき出されるかたちで、「金融」道に生きる道を求めた。
企業や組織の枠のなかで、 くすぶりつづけていた「団塊」の人々がいままた「社会」に戻ってこようとしている。
 辛辣ないいかただが、かれらは、「社会人」でも「企業人」でもなく「企業内人」、「組織内人」でしかなかったのであった。
 そんな同世代を横目に、岡崎福造氏は、金融の世界でさまざまな人々と関わり、のるかそるかの経済闘争を繰り広げていた。ヤミ金に代表されるような脱法行為がまかりとおる当時の金融の世界にあって、希有な遵法精神を貫いて落とし穴の多い業界のけものみちを驀進していった。
 それでもなお、税法上の認識の甘さがたたって脱税の罪で「塀の中」の人となってしまう。
 「体制」に再びはじかれたにもかかわらず、しぶとくコンプライアンスを優先する企業経営をすすめることを誓って岡崎氏は社会復帰を遂げた。
 
 こうした幾多の挫折体験を重ねて時代や社会を見る目を培った岡崎氏の目に、「団塊党」の人々の動きはどう映るのだろうか。
 「企業内人」、「組織内人」であった「ニセ社会人」たちが、寄り添っていれば心地よい「企業」の傘から出た時、どのような過酷な雨に打たれることだろうか。
 
 
 
 
 

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
岡崎氏の著作では脱税で刑務所入りとあるが、脱税で6年も入らないね。実際は詐欺と宅地建物取引業法違反でしょう。それに現在経営しているという会社を上場したいとも述べていらしゃるが、登記簿に彼の名は役員にも出資者にも無い。婚姻歴などの経歴にも大いに疑念がある。自費出版なのかな。
京浜安保
2007/03/29 18:59
人を殺めて・・・・
藤川
2007/05/27 00:12
この男、最近は組織的な不動産詐欺を繰り返し、高齢者を中心に多額の被害を出している。
こいつの犯罪の一端を知るものとして言えば高齢者をターゲットにする手口、手法の悪辣さ等、卑怯卑劣の極みでありこの男は心底からの悪党であると断言できる。
あげく今回とうとう人殺しに関与して逮捕されたね。

詐欺師の著作内容を鵜呑みにする事ほど馬鹿な事は無い。
七誌
2007/05/27 10:39
極悪詐欺師の手先が詐欺師の宣伝の為に作ったやらせサイトか。
お前も早く牢屋にぶちこまれて法の裁きを受けるといいね。

それとも、もうリンチ殺人に関与して捕まっちゃったかな ?
アーネスト砂糖
2007/12/25 23:14
極悪詐欺師列伝>藤沢のジャッカルこと「岡崎福造」について
http://subaru39.tripod.com/home/sagi/okaz.html
kurosagi
2008/01/26 07:50

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