米政府 州の温暖化規制認めず
カリフォルニア州は、州内で販売される新車の排ガスを2016年までに30%削減することを目指す独自の排ガス規制を決めていますが、実施のために必要な許可をアメリカ政府が出さなかったことから、今月、ほかの15の州とともに政府を提訴しました。これについて環境保護局のジョンソン長官は24日、議会上院の委員会で証言し「温室効果ガスの排出は地球規模の問題であり、カリフォルニア州が独自に対応する必要はない」と述べ、独自の排ガス規制を認めない考えを重ねて示しました。さらに野党・民主党の議員から「温暖化対策に消極的なブッシュ大統領から圧力をかけられたのではないか」とただされたのに対し、ジョンソン長官は「大統領から直接指示を受けたことはない」と反論しました。この議会証言のあと、大統領候補のクリントン議員、オバマ議員を含む民主党の上院議員16人は、政府の判断を覆すための法案を提出し、積極的な地球温暖化対策を求める姿勢を明確にしました。 |
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