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北九州市議会議長公用車問題:1118万円は不当、市民団体が賠償求め提訴

 北九州市が議長公用車を1118万円で購入したのは高額で不当として、市民団体「市民オンブズマン北九州」は24日、予算を議会に提案した末吉興一前市長に損害賠償請求するよう北橋健治市長に求める住民訴訟を福岡地裁に起こした。

 訴状などによると、対象は06年12月に購入されたトヨタレクサスLS460。同型車では最上級車種で、00年購入の日産プレジデント(購入額799万9800円)の走行距離が13万キロを超えたため買い替えられた。

 オンブズマンは昨年11月に「公用車の廃止や縮小が進む時代の流れに逆行している」として前市長に賠償請求するよう、現市長への勧告を求める住民監査請求を申し立てたが、市監査委員は先月、請求を棄却した。

 オンブズマンの我那覇東子事務局長は「市は今後の買い替えでも高額な車両を購入する可能性があり、放置できない」と提訴の理由を語った。市議会事務局の中溝明弘総務課長は「訴状が届き次第、対応を検討したい」とのコメントを出した。【平元英治】

毎日新聞 2008年1月25日 西部朝刊

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