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> 第111回 進藤晶子さん

報道に体を浸してやっていくかどっちか、という選択肢だった
- 佐々木
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それはやっぱり、報道って、すごく幅広い知識や歴史観や、背景とか、瞬発力を求められるじゃないですか。それで自分の、何て言うんでしょう、知性とか経験が全部露呈するでしょう。
- 進藤
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はい。
- 佐々木
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それがやはり、自分の中ではまだまだだな、と思うから、どきどきひやひや、っていうことですか?
- 進藤
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はい、お恥ずかしいですが。あるわけないんですけれどね、たった2年ですから。しかも、時々、取材に出たりはするけれど、基本的に出来上がった原稿を読んでいるわけですから。あのまま残るのなら、もっとどっぷり報道に体を浸してやっていくべきだと思うんです。
- 佐々木
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そのときに、自分は報道の人じゃないな、と。
- 進藤
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私の能力じゃ無理ですから(笑)。
- 佐々木
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能力かどうか。やっぱり報道だと、24時間ニュースに浸るっていう生活になりますものね。
- 進藤
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筑紫哲也さんに、ジャーナリストの資質って何ですか、とうかがったときに、究極の野次馬だっておっしゃったんです。で、ああ、やっぱり違うな、と。
- 佐々木
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じゃあ、報道番組についた2年で、逆にそれが分かったんですね。明確に。
- 進藤
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はい。もう、再確認(笑)。
- 佐々木
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(笑)再確認か。
5/12
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