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> 第111回 進藤晶子さん

ナレーションが素晴らしかったんです
- 佐々木
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お久しぶりです。お会いしないうちに、赤ちゃんも生まれて。
- 進藤
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はい。そのこともいろいろ佐々木さんにお尋ねしたくて。
- 佐々木
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私でよければ、もちろん! 確か進藤さんに初めてお会いしたときって、すでにフリーになったばかりのときでしたよね。
- 進藤
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なるかならない頃だったと思います。
- 佐々木
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大学を出て、すぐにTBSに入社された。
- 進藤
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はい、そうです。アナウンサーになりたくてアナウンサー受験をして、TBSだけが拾ってくれました。
- 佐々木
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多くの人に聞かれていることだと思いますが、なぜアナウンサーになりたかったんですか?
- 進藤
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えっと、いろいろ説がありまして(笑)。一番男性の心を打つのがですね、寝る前に私は母にいつも絵本を読んでもらっていました。私も、上手に自分の子どもに本が読んであげられるお母さんになりたい。という、これはかなり男の人の心をつかむみたいです(笑)。
- 佐々木
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つかむんですか(笑)。
- 進藤
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真実なんですけれどね(笑)。もう一つは、手に職をつけなさいというのが我が家の教育方針で、実は他のものを目指していたんですが、それはもう根性と能力が足りず、挫折して。
- 佐々木
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それは、何になりたかったんですか?
- 進藤
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父の後を継いで、医者になりたかったのですけれど、挫折しまして、で、ここもまた神戸の女子大が拾ってくれまして。そこの女子大に入ったときに、じゃあ、今、この文系の女子大に入って、手に職って言ったら何だろうと探して、めぐり合ったのがNHKのとある番組なんです。その番組を見てぼろぼろ泣いてしまったんですね。山根基世さんのナレーションが素晴らしくて。
ああ、これだ、こういう番組にかかわりたいし、私もこういうふうに人に何かを感じてもらえるようなナレーションができる人になりたい。できることなら、そういう番組を作る側にいたい。で、このナレーションをつけている人は誰なんだろう、あ、アナウンサーっていう職業があるのか、と、そこから始まったんです。
- 佐々木
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それが、大学生のときですか?
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