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経済

売上高減り続く苦境 百貨店・スーパー・コンビニ 07年(01/25 08:27)

 百貨店、スーパー、コンビニエンスストアの二○○七年の売上高が出そろった。三業種とも既存店売上高は前年比マイナスとなった。百貨店とスーパーは十一年連続、コンビニは八年連続のマイナスで、天候不順や株価下落などが影響して個人消費の低迷が長引いていることを裏付けた。

 全国百貨店売上高(日本百貨店協会調べ)は、前年比0・5%減の七兆七千五十二億円。残暑が長引いて秋物が不振となった上、「株安で富裕層による美術品、宝飾品、時計など高額消費が昨年後半から急減速した」(三越)のが響いた。

 婦人服の売上高は同2・3%減の一兆八千九百十八億円、逆に「デパ地下」人気の食品が同0・9%増の一兆九千百二十七億円と、十九年ぶりに部門別売上高で逆転、トップになった。

 東京、大阪など全国十都市別では、札幌地区が同2・1%減で、減少幅が最大となった。

 全国のスーパー売上高(日本チェーンストア協会調べ)は、前年比1・4%減の十三兆九千七百八十八億円。天候不順で衣料品が苦戦したほか「所得や収入が伸びず、買い控え傾向が続いており、消費回復を実感できない」(同協会)という。食品部門では、相次ぐ値上げによる客離れを食い止めようと価格据え置きの動きを強め、かろうじて横ばいとなった。

 セイコーマート(札幌)を含む主要コンビニ十一社の売上高(日本フランチャイズチェーン協会調べ)は同1・0%減の六兆八千百三十四億円で、月別でプラスだったのは残暑効果があった九月だけ。店舗数の伸びも同0・8%増と鈍化した。

 第一生命経済研究所の調べでは昨年から雇用者所得の上昇率は縮小しており、食品値上げや灯油代高騰、株価急落などマイナス要素はさらに増加。今年も「初売り効果は数日だけ。衣料品も単価の安いワンピースが売れ、お金の使い方が厳しい」(高島屋)と、好転の兆しはなく、各社は苦戦を強いられそうだ。

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