【ソウル=鈴木壮太郎】韓国サムスングループの総合商社、サムスン物産は24日、ステンレス加工の明道メタル(新潟県燕市)を買収したと発表した。サムスンは成長維持へM&A(合併・買収)を積極化する方針で、明道メタルの技術力を評価した。日本には、高い技術力を持ちながら原材料高による業績悪化や後継者難に直面する中小企業も多く、外国企業の買収対象となる例が一段と増えそうだ。
サムスン物産は、再生ファンドのフェニックス・キャピタル(東京・千代田)から、明道メタルの発行済み全株式を取得した。サムスングループによる日本企業買収は13年ぶり。買収額は40億円前後のもよう。
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