マンガがあればいーのだ。
【お知らせ】「ぱんつ解体新書」売り切れ中。メロンブックスさん&まんだらけ両方とも・・・
       今後の委託予定は未定です。また即売会にて残り分を頒布予定。
【お知らせ2】ただいま「2007年ベストマンガ30+10前編」&「後編」&「2007年ベスト記事」を公開中。
「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2007年マンガベスト30+10!(前編)
2008年01月15日 (火) | 編集 |
マンガはやっぱり面白い。

そうしみじみと感じさせてくれた1年でした。
実は2007年は圧倒的に飛び抜けた作品が無かったと個人的には感じています。
ただ、その分多くの作品に光が当たった年だったとも。

日々沢山のマンガが生まれる中で、光輝く作品たち。

一つでも多く、その光を浴びたいと思うからマンガを読み続ける。
その光は、日々の生きるエネルギーをくれる。
マンガの持つエネルギーは、時に自分の人生を変えてしまう程なのだ。
だからマンガは面白い。そんなマンガに、死ぬまでにあと何回出会えるだろう?

というわけでそんな沢山のマンガの中から、
マンガがあればいーのだ。が選ぶ2007年ベストマンガ
今年は更に拡大してベスト30+10作品の計40作品をセレクトしてお届けします。
かなりボリューム満点なので、お時間のある時に是非ご覧下さい。
もし気になる作品があれば是非読んでみる事をオススメします。

良い作品は一期一会。

何か感じたものがあれば、是非その作品に触れてみてください。
きっと、貴方に新しい何かをもたらしてくれるハズです。

というわけでいきましょう!
対象は「2007年に単行本が発売した作品&連載された作品」です。
それではドーゾ!

※諸事情により、今回は「前編:30位〜11位までの発表」とさせて頂きます。
 後編に関しては近日公開予定です。


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【第30位】 大東京トイボックス 作:うめ

大東京トイボックス 1 (1) (バーズコミックス)

昔ゲームが好きだった、全ての人へ。

小学生の時の夢は「ゲームクリエイターになる事」でした。
勿論“ゲームクリエイター”が何をどうする人なのか、よく分かってない上での願望です。
そんな漠然とした夢を持つぐらい、ゲームが好きだったんですよね。
けれど社会人になった今、ほとんどゲームはしなくなりました。

これはそんなゲームを忘れてしまった人に向けた物語。

ゲームが好きで好きで堪らない。
だからゲームを作る。そのアツい想いでゲームを作る。
勿論魂だけじゃゲームは作れない。いや、作れても売れない。
そんな葛藤と戦いつつも、"ゲームクリエイター”たちは
面白いゲームを日々求めて作り続ける。




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「おもしろいゲームを、つくることなんだよ!」

その至ってシンプルな魂がぶつかり合う様が、くどいくらいに描かれる。
ゲーム業界の裏側もしっかり描きつつも、忘れてた何かを思い出させてくれる。
如何にしてゲームは作り出されるのか。それを知りたい人に是非オススメしたい作品。

ちなみに前作「東京トイボックス」から読まないとよく分からないかも。要注意。
更に"クリエイター”という視点で描いた作品という意味で、
WAVE」という最近発売された作品も一緒にオススメしておきます。


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【第29位】 ラバーズ7 作:犬上 すくね

ラバーズ7 7 (7) (サンデーGXコミックス)

にやりんぐラブコメの決定版!

犬上先生の作品では一番巻数が多かった「ラバーズ7」もついに完結。
1巻の帯が「女子高生が肉奴隷に!?」など非常に過激な帯だったのも記憶に新しく、
それに引かれて買ってしまった人も多かったのでは?(それは俺です)

それにしてもなつきが可愛すぎでしたね。
あんな小っちゃくて可愛いのに、妙に強がったりするところとか、
心を許した相手に見せる素顔とか、ベタなんだけどいい!
犬上先生はそんなベタでも見事ににやりんぐで転がせてくれるからいいのだ!



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「そんな大きな手で上から押さえつけられたら、ますます背が縮んじゃう気がするんです!

いちいち可愛いんだよなぁ・・・
その行動や表情、まだ未熟な気持ちとかそういったもの全てをひっくるめて愛おしい。
こういうなつきを可愛いと思う気持ちはオヤジなのかもしれませんねw

何はともあれラブコメとしての質はかなり高いんですよ。
卓球とかコンビニとか、そんな身近にあるものを上手く取り入れつつ進む物語。
高校生の恋って、こんな風に不器用に進むんだけど、
根底にあるのが純粋な気持ちだからこそ強いのだと思う。

それに挑むのは30歳オヤジの恋。
そこに純粋さは無いかもしれないけれど、年を重ねた功がある。
果たしてどっちが勝つのか?犬上先生珠玉のラブコメの結末を、是非ご覧下さい。

<参考>
コンビニ・卓球・最強にやりんぐラブコメ「ラバーズ7」が完結です!


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【第28位】 いいなり!あいぶれーしょん 作:中嶋 ちずな

いいなり!あいぶれーしょん (1) (角川コミックスドラゴンJr. (KCJ110-1))

おしっこを愛する全ての人に捧ぐ。(ちょ)

色んな意味で話題になった衝撃の問題作。
何ていうか、もう本当に問題作ですよね、これw
「おしっこ」をここまで純粋に求め続けた作品は、まさに「聖なる行水」以来だったのでした。
いや、求める方向がまた更に特殊すぎだったんですけれども。

「恥ずかしくて赤ちゃん出来ちゃいそうです!」はこの作品から生まれた素晴らしい名言。
個人的にかなり気に入ってます。

この作品の主人公は雫石という女の子。
この子のおもらしっぷりに注目するのが普通の楽しみ方なんですが、
以前の記事でも紹介したように注目すべきは他にあります。
そう、姉の薫がおしっこを我慢するシーン&我慢から解放されたシーンの事ですよ!



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「ああああああ、おしっこがこんなに気持ちいいなんて……」

こんなにイキイキとしたおしっこシーンは初めて見た気がします。

中嶋ちずな先生は本当におしっこが大好きなんでしょうね。
さすが“おもらしマエストロ”の名を欲しいがままにしてるだけありますね!
ちなみに現在「いいなり〜」は連載休止中なんですが、
チャンピオンREDで別の連載が始まるみたいです。

また違った視点での濡れ具合を僕らに魅せてくれるハズ。楽しみにしておきましょう!

<参考>
2007年上期最大の話題作「いいなり!あいぶれーしょん」が本日発売です


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【第27位】 魔人探偵脳噛ネウロ 作:松井 優征

魔人探偵脳噛ネウロ 13 (13) (ジャンプコミックス)

ジャンプの異端児!だが正統なるジャンプ漫画。

ネウロという作品は、何かこう、ワクワクさせてくれる。
何かやってくれるんじゃないか、という期待。
何かしでかずんじゃないか・・・?というハラハラ感。

そしてこの作品はそれに見事に応えてくれる。

連載開始以来、そのやり取りはずっと繰り返されてきた。
だからこそ、そんな麻薬のような面白さにハマってしまった人も多いのではないだろうか。
奇しくも作中で出てきた「裏切りくん」こそが、
作者が求め続けているスタイルなのかもしれないなー、って思った次第で。



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「楽しかったなぁ…あの時は」

衝撃度だけで言えば2007年のベスト5に入るぐらいの回でした。
何度見ても寒気がします。
松井先生のセンスに震えた回でした。ただただ僕らはひれ伏すしか無かったのです。

そして、その後綴られた日常編。
のどかな日常が描かれる事によって、この後に起こる惨劇がより強調される。
この作品の恐ろしいところは何が起こるかが本当に分からないトコロ
だからこそ、普通が一番怖くもあるのです。

すでに最終決戦とも言える段階に来てるネウロ。
下手な引き伸ばしはしないと思いますが、
最後の最後まで僕らの度肝を抜いてくれると信じてます。
そしてこの作品は必ず応えてくれる。だからこそ好きなんですよね。


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【第26位】学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD作:佐藤 大輔/画:佐藤 ショウジ

学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD 1 (1) (角川コミックス ドラゴンJr. 104-1)

翻るスカートと共に楽しむサバイバル・アクション。

突如起こった“バイオハザード”に対して必死にもがく少年少女たちを、
圧倒的な画力で描いたゾンビ・サバイバルアクション漫画。
まさにゲーム「バイオハザード」を日本のとある町で起こった設定、
という風に置き換えるのが一番分かりやすいかもしれない。

設定や行動に色々穴があったりするのは確かにある。
しかしそれを補って余る程の“勢い”ともいえる迫力、がこの作品にはあるのだ。
有無を言わさぬスピード感で駆け巡る、駆け巡る!!
ゾンビの群れに飛び込んで、けちらしていくその爽快感は読んでて圧倒的にキモチイイ!

しかもむさくるしい男たちだけじゃない、
お色気たっぷりムチムチな女の子たちが活躍するんだから、これまた見ててキモチイわけで。



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疾走感たっぷりのアクションシーンにあっという間に引き込まれる

銃や刀で戦う女の子っていうのは何でこんなにもエロ可愛いんだろうか。
その可愛さに似つかわしくない武器がそこにあるからなのか?
ギャップか?ギャップなのか?

さて確実に破滅へと向かっていっている物語。
3巻終了時点で、まだ主要メンバーたちは生き残っている。
だからこそ、この物語はまだ始まってない。
本当の悲劇は、破滅はこれから始まっていく。

ゾンビ・サバイバル・銃アクション。
そのどれかにピンと来るなら、この作品を猛烈にオススメしておきます。


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【第25位】 P2!-let’s Play Pingpong! 作:江尻 立真

P2!-let’s Play Pingpong! 5 (5) (ジャンプコミックス)

羽ばたく事の出来なかった傑作。

先日赤マルにて完結編が掲載され、本当の意味で終了してしまった至高の卓球漫画。
何度でも言いますが、ますますその終わりに納得できなくなってしまいましたよ・・・

最初は全く期待してなかった。

けどいつしかこの作品が気になるようになり、
いつの間にかなくてはならない存在になっていた。
そして単行本で再び読み返した時、それは確信に変わっていった。

面白い。

"最速の球技”の魅力を最大限に見せてくれた卓球シーン。
それぞれのキャラに秘められたエピソード。
綿密に練られたストーリー。

好きになってしまうのに時間はかからなかった。

今はもう自信を持って言える。
「P2!」が大好きだって。
ヒロムが、アキラたんが、お嬢が、その他のキャラ達も含めて皆大好きだって。

だからこそ悔しい。彼らのこの先を見る事の出来ない事が悔しいのだ。




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「僕にさえそれが少しはあったんだから、川末さんもきっといつか巡り会うよ」

いつかきっと巡り会う。
そんな巡り会った時の素晴らしさを、この作品は教えてくれた。
今はただ、ありがとうと感謝を述べるだけなのです。

願わくば、単行本での加筆を願って。
いや、もっと叶うのであれば、彼らのこれからをまだ見続けたい。
まだ別れるには早過ぎるよ。本当に惜しい作品でした。

<参考>
「P2!」に残された伏線、そして・・・
お風呂シーンは世界を救う!「P2!」で最強のお嬢キャラ投入
「P2!」ー巡り合った才能、そして時は動き出すー


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【第24位】 奥さまは生徒会長 作:中田 ゆみ

奥さまは生徒会長 (マンサンコミックス)

2007年最高のラブエロコメ!

中田ゆみ先生と言うと、今年注目を浴びたのは
コミックハイ!で絶賛連載中の「ちゅーぶら!」なわけなんですが、
いやこっちはこっちで非常に素晴らしくてむしろ紹介したい気満々ぐらいなんですけど、
その更に上を行く素晴らしい作品がコチラなのです。

タイトルから簡単に想像できる通り、“奥さんが生徒会長”という設定。
しかも副生徒会長と生徒会長という、現役高校生同士の夫婦!!
勿論夫婦な事は学校には秘密!!そんなドキドキの設定がいい感じに作用してます。

この作品の何が素晴らしいってね、会長ですよ会長!
全校生徒からアツい信頼を誇る、クールなカリスマ生徒会長!
けど夜の会長はウブな女の子・・・!ベタだ!ベタすぎる設定だ!だがそれがいい!
そんなベタベタ、ラブラブな設定がとことん可愛く描かれすぎてるんですよ。
やばいよ、これやばいよー!




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「わ…私は、その…っ、和泉くんの…お嫁さん…なわけだしっ、
 その…っ、和泉くんと…し…してみたいな…


この可愛さはメガトン級です。いやマヂで。

単なるエロコメと侮るなかれ。
この会長に必ず貴方も悶え転がるハズ。
赤面率200%を超えるそのラヴい空気に、むしろ耐えられるかどうかが問題です。
やばい、これやばいなー(本日2回目)

「ちゅーぶら!」で魅せてくれた下着へのこだわりは勿論この作品でも健在。
素晴らしい質感のぱんつやブラが貴方を虜にするでしょう。
正直1巻だけで完結するのは絶対に勿体無いキャラですよ、この会長は。

この短い文章だけでこの作品の素晴らしさを伝えるのは難しいので、
また別途是非レビューしたいなーと思ってます。
それくらいこの会長には悶えさせてもらいました。

ラヴエロコメが好きなら迷わず買い!ですよ。損はさせません絶対に。


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【第23位】 辣韮の皮―萌えろ!杜の宮高校漫画研究部 作:阿部川 キネコ

―萌えろ!杜の宮高校漫画研究部 (2)

全オタク必須の4コマ漫画。

元々オタク漫画として定評のあった作品ですが、
自分自身が2007年に初めて読んで衝撃を受けたという事で、
今年のランキングにランクイン。いやーもっと早くこの作品に出会っていたかったですよ!

自分はオタクじゃないと、自分に言い聞かせる主人公滝沢くんが、
自分の運命(=オタク)に抗らう事の出来ない性を、トコトン面白く描いてくれます。
この作品の素晴らしいところは、そんな滝沢くんを始めとする多様すぎるオタクキャラ達。
多分きっと誰かしらに共感できてしまうくらいの、幅広いラインナップを取り揃えております。
(萌え・腐女子・軍人・哲学・コスプレ・SF・特撮などなど・・・)



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こういう掛け合いが何とも面白くて、頷くシーンも多数。

オタクだからこそ、この漫画は面白い。
作中にある数々のネタにクスリと笑ってしまえる自分が、
嗚呼、オタクなんだな・・・って気付かされるけど、それがまた心地よくもある。
自分はまだまだヌルオタですが、そういう人でも滝沢くんに感情移入できたりもしますし、
人ぞれぞれ色んな楽しみ方が出来るのがこの作品の素晴らしい所でもあります。
だからこそ、オタクの道へ入り込んだ人全てにオススメできる傑作なんです。

オタクになって良かった!
そんな風に思えてしまう、見事なるオタク愛に包まれてる作品です。

<参考>
コミケに行く前に読んでおきたい漫画5+1


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【第22位】 うさぎドロップ 作:宇仁田 ゆみ

うさぎドロップ 3 (3) (Feelコミックス)

温もりを求める方へ。

2007年にプチブーム(?)となった「突然娘が出来ちゃった」漫画の先駆けとなった作品。
いや、元々そのジャンルは定期的に名作が出てたんですけれど、
昨年は一気に良作が相次ぎ、スポットが当たった年になりました。

元々「家族愛」を描かせたら天下一品の宇仁田先生ですので、
この「うさぎドロップ」も沢山の愛に包まれた作品でした。
突然娘が出来た・・・じゃあどうするか?
一体どんな選択をすれば、この子を幸せに出来るのか?

その思考のプロセスの優しさに、きっとホロリとくるハズです。



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「へんなのー!なんで、そんなあわてるのー?」「へ…変じゃねーよ!!」

主人公・ダイキチと娘・リンとの、何気ないやり取りの一つ一つ
とっても丁寧に描かれていて二人の間にある大事な関係を肌で感じ取る事が出来ます。
それは「信頼」と呼ぶものなのかどうか分かりませんが、
親の視点と子供の視点、その二つが交わる温かい場所が描かれた傑作だと思います。

そしてこの物語は単なる子育てだけに留まらず、
育児を放棄した母親の姿も同時に描かれます。

それこそがリンの母親。

だからこそ、この漫画は一筋縄じゃいかないのです。
リンの幸せを果てしなく願うダイキチが、最後に辿り着く場所はどこなのか?
この作品の最後が、きっと優しく幸せな形となっている事
一読者として強く願ってしまうのです。

このマンガがすごい」「オトナファミ」に両方ランクインしたこの傑作は、
是非一度は読むべき作品だと思うのですよ。

<参考>
「温もり」を求める貴方へ、宇仁田ゆみ作品のススメ
「うさぎドロップ」と「おたくの娘さん」から見る、ある日突然娘が出来た時の対処法


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【第21位】 ボーイズ・オン・ザ・ラン 作:花沢 健吾

ボーイズ・オン・ザ・ラン 8 (8) (ビッグコミックス)

このヒーローは、一筋縄じゃいかない。

運命は男を翻弄し、時に試練を与える。
今年もこの作品にはアツさを沢山もらった。
屋上からダイブする田西の姿に、貴方は一体何を感じただろうか。
決して正義のヒーローには見えない風貌で、彼はヒーローをやってのけた。

けれどヒーローに訪れた試練はとても過酷なものだった。

“あの女”の再登場に、この漫画を読み続ける全ての人が震えた事だろう。
奴は更にパワーアップしていた。
昨年流行した言葉で置き換えるのであればまさに奴こそが真の「KY」だろう。
すごい。すごかった。単行本での煽りもまたすごい。


>メス豚、あばずれ、淫乱。 どんな言葉を重ねても、まだまだ足りない女がいる。
>植村ちはる。 その女、ビッチの鑑。





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「ねぇ、気付かない?この服、全部、新幹線のホームで別れた時と同じなんだよ」

あの新幹線のホームで、二人の時間は止まっていた。
そして今ここで、二人の時間が再び動き出す。
それは田西にとっては残酷な時間。
この連鎖は、まだ断ち切られていなかった。

第1話を、第1巻を読んだ人がここまでちはるの黒い部分が見れるとは誰が思っただろう。
まさに作者である花沢先生が魂を込めて描いた“敵”である事は間違いない。
敵は少年を、男を大きくする。
だからこそこの試練を、田西には是非乗り越えてほしい。

田西は僕らの、本当の意味での等身大のヒーローなのだから。

まだまだ、この物語は走り続ける。
この「大人少年」の足掻きは、格段に面白いのだ。
ますます迷走していくこのストーリーを、是非一緒に追い続けてみないか?

<参考>
無様だった、けれど男だった。これぞ大人の青春エンターテイメント「ボーイズ・オン・ザ・ラン」


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【第20位】 少年よ耽美を描け―BOYS BE TAMBITIOUS 作:ミキマキ

少年よ耽美を描け―BOYS BE TAMBITIOUS (1) (UN POCO COMICS)

ノーマルな男子へ捧げる、真のBL入門書!(笑えます)

2007年に大きく注目を浴びる事になった「腐女子」と呼ばれる人たち。
当人たちが望む・望まないはまた別として、いくつかの作品のヒットも手伝って
今やかなり一般的に知られる存在になりました。
(※大きなきっかけになったのが「となりの801ちゃん」である事は間違いない)

そんなわけで今年はそんな“腐女子”の生態(?)を描いた作品が数多く出版。
女の子たちに秘められた、その恐るべき妄想パワーを余す事なく伝える作品たちの中でも
ひときわ異彩を放っていたのが今回ランクインしたこの作品。
そんなこの作品を一言で言うと、

ごくノーマルだった男子が、あるきっかけでBLマンガを描いていく物語。

・・・でしょうか。
そう、そのきっかけとは「BL漫画にハマった彼女にフラれた」のです!
そんな主人公・新葉は彼女を見返してやろうとBL漫画を描く決意をするのです。

そんな色んなところがねじ曲がってる作品です。




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「あたしならこの空間で女子を除いて、執事とイスと机と壁と天井と空気で
 108つはカップリングが作れる


元々ノーマルな主人公が、少しずつBLの奥深さを知っていく過程は、
BLって何?っていう普通の男子&女子でも楽しく読めてしまいます。

他の漫画だとそういうキャラはその深き世界に若干引いた立場で見守るケースが多い中、
この作品はそれらを吸収し、BL漫画家として飛躍していこうとする、その姿勢に
何だか感動すら覚えます。いや感動したらダメだろう・・・

回を重ねる毎にどんどん面白くなっていくキャラたち。
もともと暴走気味なキャラたちに、
「BL」という媚薬を組み合わせる事によって生まれる化学変化は、
最高な爆発を僕らにもたらしてくれます。
つまり、すんげー面白いんですよ!

BLを扱った作品でこんなに笑えるなんて・・・こんなの・・・初めてっ!

その真価が発揮されるのは1巻の後半ぐらいからなので、
少なくとも是非そこまでは読み進めてほしい。
気が付けば貴方もどっぷり"BL描き”の魅力にハマっちゃうかもしれませんよ?

これこそBLを読めない男子に読んでほしい
BLの魅力を知る為の、最適のBL入門書でしょう。オススメ。


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【第19位】 マイガール 作:佐原 ミズ

マイガール 1 (1) (BUNCH COMICS)

今、一番泣けるホームドラマ。

22位で挙げた「突然娘が出来ちゃった」漫画で、今年個人的にヒットしたのは3作品。
1つ目が、さきほどの温かさ満点な「うさぎドロップ」
2つ目が、父親がオタクというある意味身近に感じられた「おたくの娘さん」。
そして3つ目がここで紹介するこの作品。

正直この3作品は、どれも甲乙つけがたい傑作ばかりなのですが、
その中でもこの「マイガール」が一番光っていた作品かもしれません。

主人公・草間正宗の前に突然現れた5歳の女の子。
その子は、5年前に別れた彼女が内緒で育てていた自分の娘だったのだ。
その彼女が突然亡くなったと言う。
身寄りのないその女の子・コハルが、父親である正宗の元へ訪ねてきた。
5年前の恋人が、自分の前から姿を消した理由を携えて。

とにかく泣けた。何度読んでも泣けた。
正直1度読んだだけじゃ物足りない。
2度、3度、4度と読んで初めて分かるシーンがある。
何度でも胸にくるシーンがある。正直これは堪らない。
人の温かさと、そして切なさをこんなにも描かれたらもう堪らないのですよ。

そして何よりもこの作品のヒロイン、コハルちゃんの可愛さといったらもう。
さきほど挙げた3作品の中で、圧倒的に一番可愛いかもしれない。
そしてこれほどまでに娘が欲しい衝動に駆られたのも一番だ。




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「今年のプレゼントなら、もうサンタさんがくれました…」「あら、何をもらったの?」

正宗くん




うおーいおいおいおいおい(号泣)

何て事言うのこの子は!!もうね、このコハルちゃんを今すぐ娘に欲しい!
と強烈に感じる人も多いのではないでしょうか。

けど根底にあるのはそんなコハルちゃんに対し、優しい愛情を注ぐ父親の姿。
ただ真っ直ぐに寄せられるその信頼を産み出したのは、まさに愛情の賜物なのです。
そんな愛情を不器用に紡いでいくその親子の姿は、
きっと貴方の心に温かい何かを灯すハズ。

2007年最高のホームドラマが、ここにあります。


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【第18位】 イカロスの山 作:塀内 夏子

イカロスの山 10 (10) (モーニングKC)

ベテランが挑んだ、新たなる男たちのドラマ。

ずっと少年誌で活躍してきた塀内先生が、ついに「覇王の剣」で限界を感じ
活躍の舞台を青年誌であるモーニングへと移した。
そんなベテラン作家である塀内先生が新たに挑んだジャンルは“登山家たちのドラマ”

前人未到の山へ挑む、その熱き男たちの物語は、
新しいジャンルへと切り込んでいく塀内先生の意気込みをも同時に感じさせてくれた。
2007年に円満終了したこの登山ドラマは、
それくらいの熱気を帯びた作品だったのだ。




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「おれがいなくなったら、哲と靖子をたのむっ」

二人の男が、家族や過去・・・全ての想いを置いて、その前人未踏の山へ挑んでいく!!

「登山漫画」と言うと、今一番脚光を浴びてるのは石塚先生が描く「」でしょう。
こちらはこちらで素晴らしい作品でもあるのですが、
この二つの作品はその性質が全く違います。

「岳」が"登山”そのものにまつわる人間ドラマを徹底的に描いたのに対し、
「イカロスの山」は"登山にかけた人生”を徹底的に深く掘り下げたドラマかと。
それだけに、一つ一つのシーンにおける迫力が違うのです。
一つの命をとことん突き詰めていく事によって生じる、その圧倒的な熱さは、
きっと貴方の心を燃焼させてくれる事でしょう。

じっくり描いてるからこそ感じる、一つ一つの言葉の重み、行動。
彼らの鼓動までも感じさせてくれたその壮絶なる描写は、
まさにベテラン作家ならではの仕事。

元より熱く戦う男を描かせたら天下一品だった塀内先生。
そんな彼女の歴史の中に、また新しく刻まれた熱き男のドラマ。
胸を熱くしたい人に、是非見てほしい逸作なのです。


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【第17位】 鈴木先生 作:武富 健治

鈴木先生 3 (3) (アクションコミックス)

教師モノ漫画の常識を変えた作品。

そんな風に言うのは決して大袈裟なんかじゃない。
だってどこの教師漫画が「酢豚が給食がなくなる」事をここまで深く描くというのか?
学校というのはそうそう刺激的な出来事が起こるわけではない。
しかし日々送っている日常にこそ、彼らの想いが詰まっているのだ。

その積み重ねの果てに起きる事こそが「問題」である、という事。

この漫画はそれを気付かせてくれるのだ。
そして「鈴木先生」はそんな問題を表面的に解決するだけじゃない。
その問題に潜む裏の裏までを徹底的に考え抜く。

だからこそ、面白い。

どんな行動の裏側にも、そこには人の感情が介入していて。
その感情を指導していく事こそが教師の役目。
そんな指導に苦悩しつつも、鈴木先生は乗り越えていく。

教師は苦悩の連続なのだ。



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「想ってるだけでいいじゃない…………!
 どうしても伝えたかったら一度そっと伝えて……それでもう、いいじゃない!」


まさにここで描かれるのは単なる教師ドラマではない。
「人間と人間の、感情のぶつかり合い」なのだ。
その感情の矛先をコントロールし、導いていくことこそが先生の役割。
何て難しい職業。何て大変な職業。

だからこそ、面白い。

人と人がぶつかる所にこそ、ドラマが潜んでいる。
人は人を、本当の意味で知る事が出来ない。
だから他人が本音をぶちまけるシーンが好きで好きで堪らない生物なのかもしれない。

嗚呼、面白い。
この作品の感想を述べるのには、ただその一言で十分なのです。
そんな教師マンガの歴史を変えた「鈴木先生」を、改めてもう一度オススメしておきます。

これは教師マンガの皮をかぶった、極上の人間ドラマなのですよ。

<参考>
全ての教師マンガを過去にする。「鈴木先生」 作:武富 健治


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【第16位】 だって愛してる 作:むんこ

だって愛してる 2 (2) (まんがタイムコミックス)

こんな愛の形がいい。

何気にむんこ作品で一番好きなのがこの作品だったりします。
氏の代表作でもある「らいか・デイズ」よりも好きなんですよねー。

この作品で描かれるのは「夫婦愛」。ストレートながらも実は難しいテーマでもあります。
売れない作家の旦那と、それを支える八百屋勤めの妻。
喧嘩が絶えない夫婦だけれど、その奥ではしっかりと繋がってる夫婦。
その愛情の形に、にんまりとしちゃうし、キュンとさせられもしちゃうのです。

2007年といえば私事ですが結婚しまして、
改めてこの作品の良さに気付かされた年でもありました。
失敗を重ねながらも築いていく夫婦という関係。
元より他人だった二人だからこそ、上手くいかない時もある。
けれど好きだから、好きだから。二人で頑張っていくんだと。

当たり前の事だけど難しい、そんな事に気付かせてくれる作品かもしれません。

それにしてもこの漫画はにんまりしちゃうんですよねー
だってこのラブラブ感は読んでて堪りませんもの。



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ちなみにこの4コマのタイトルは「たばこのにおいに抱かれて」

ドタバタの中に挟まれるこのラブラブエピソード。
むんこ先生はこういったほっこりな愛情の形を描くのがとっても上手い。
「らいか」で描かれたのは小学生同士のピュアな愛と、親子の愛。
けれどこの作品ではまさに「大人のラブ」を存分に見る事が出来ます。

ピュアじゃないからこそ出来る愛。

読み終わった後に心に残った気持ちがとても好きです。
むんこ作品の読後感って本当に爽やかで気持ちがいいんですが、
その最たる作品こそが「だって愛してる」だと思うんですよね。

結婚した人にこそ読んでほしい。そして結婚しようと思ってる人にも是非読んでほしい。
むんこ先生が描く愛の形を、是非見てみませんか。

<参考>
泣けた


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【第15位】 かわいいあなた 作:乙 ひより

かわいいあなた (IDコミックス 百合姫コミックス) (IDコミックス 百合姫コミックス)

きっとこれがピュアと言われるものなのかもしれない。

どうして百合の世界はキレイに見えるのだろうか。
普通の男女の恋愛や、BLの恋愛よりも、何故かひときわキレイに見てしまうのだ。
その理由を考えてる時に、この作品に出会った。

そしてその答えは、きっと「好き」という気持ちが一番透き通っているからだと思った。

ただ純粋に、好きという気持ちをぶつけられるのは、
きっとこの世界が一番強いのではないかと。
そう、そこに実りは発生しない。
むしろ背徳感さえつきまとうその恋は、普通では出来ない恋。
だからこそ、その想いはひどく純粋で、そしてひどく脆いものなのだと思う。

この「かわいいあなた」ではそんな純なる想いを、もう溢れんばかりに描いてくれる。
柔らかな線で描かれるその乙女心に何度もキュンとさせられた。
そんな中でも一番上手いと思ったのが、その乙女な表情の数々。
彼女たちが好きな人に向ける顔は、同性への恋が故に、とても優しい。



2007_best_15-1.jpg
「一応撮っとく?両想い記念」

報われる恋もある。
報われない恋もある。

そんな両方の彼女たちの恋を、この作品は優しく描く。
彼女たちが流す涙の重さを、この作品は優しく教えてくれる。
ただ一言「百合漫画」とだけ済ますには勿体無い。
これはれっきとした恋愛漫画。それも酷く純粋な、恋愛漫画なのだ。

作者である乙ひより先生はこれが初単行本というから末恐ろしい。
この温かいタッチで描かれた表紙にピクンときたのであればまず大丈夫。
その中に描かれてる物語は、それよりも更に温かい気持ちが広がっています。


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【第14位】 ユウタイノヴァ 作:押見 修造

ユウタイノヴァ 1 (1) (ヤングマガジンコミックス)

読んで鬱になる事間違いなし!!

という何ともオススメしにくい作品ではあるのですが、
純粋に“続きが気になって仕方ない”というトコロにこの作品の凄さがあるんですよ。
元々「デビルエクスタシー」や「アバンギャルド夢子」などで発揮していた奇才っぷりを、
見事にストーリーの方に集約しちゃったから、これがまた面白い。
色んなトラウマを刺激し、激しく深い絶望へと読者を引き込んでくれます。

“幽体離脱”というテーマは過去にも色んな作品が挑んできましたが、
ここまで意表を突かれたのはある意味初めてかも。
ただただ空回りする男が知った、絶望と快楽。
その二つが交じり合うこの世界に、妙にハマってしまって抜け出せないでいるのです。



2007_best_14-1.jpg
昔付き合ってたけれどヤれなかった彼女が、今自分の目の前で別の男にヤられようとしている。

この作品の肝はここではないんですが、
ここで描かれた"絶望”が今後にどう作用していくかという意味では重要なのかも?
ここに至るまでの壮絶な想いと、この後に更に続く悲劇のコンボはまさに一見の価値アリ。

押見先生はそのデビュー作で見事なる妄想の世界を繰り広げ、
そしてその次作では狂気の世界を魅せてくれました。
だからこそ、この作品では一体何を見せてくれるのか?それが楽しみで仕方ありません。
現在第1部で連載休止中のこの物語が再び動き出すのは、今年の春。

"ユウタイ”が紡いで行く世界は一体どんな世界なのか?
奇才だからこそ期待してしまう、この作品に今年も目が離せません。

<参考>
絶望と快楽と狂気が交錯する、「ユウタイノヴァ」がやばキモチイイぞ。


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【第13位】 はなまる幼稚園 作:勇人

はなまる幼稚園 2 (2) (ヤングガンガンコミックス)

最強に癒される幼稚園児漫画!

・・・なーんて事はもう皆さんご存知なわけですよね。
2007年、その笑顔に最も癒されたって事で花マルをあげたい作品なのです。

例えるならば、この作品はまるで太陽のよう。その光を浴びて、僕らは元気になれる。
その溢れんばかりのエネルギーに、僕らは助けてもらってるのかもしれない。

「可愛いは世界を救う!」

だと思いますよ。ええ、もうホントに。
可愛い笑顔を見て、幸せになれない人なんていません!
ただただ、この作品に溢れまくってる愛情を浴びるのみ。
はなまる浴とでも言いましょうか。
それぐらい、優しいタッチで描かれる園児たちの笑顔に癒されるのです。




2007_best_13.jpg
「つっちーはいつもおりこうさんですね〜」

そしてやっぱり何よりも大好きなのは山本先生ですよ!!
もう本当に大好きで。このキャラを産み出した勇人先生は本当に素晴らしいと思います。
心の底から感謝したいです。ありがとう!山本先生に出会わせてくれてありがとう!

何ていうのか、幼稚園とか小さい頃って、
保育園とか幼稚園の先生好きになるじゃないですか?俺はなったんですよ!
そんな理想の幼稚園の先生というか。
聖母様っていうか、男ってそういう憧れみたいなのあるじゃないですか。

そんな理想の女性がここに!山本先生です!

というわけでそんな山本先生に出会うだけでもこの作品を見る価値があります。
勿論ほのぼの幼稚園児コメディとしても秀逸。
のんびり笑えて、のんびり泣ける。

2008年も、彼女たちの笑顔に癒されながら頑張ろうって思うのですよ。

<参考>
その可愛さが僕らを救う!!「はなまる幼稚園」
山本先生が相変わらず可愛すぎる件


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【第12位】 BLOODY MONDAY 作:龍門 諒/画:恵 広史

BLOODY MONDAY 1 (1) (少年マガジンコミックス)

戦慄のサスペンス。

今年密かに楽しみにしてたのがこの作品。
デスノート終了後、いまいち面白いサスペンスモノが無かったんですが、
久々にこれはちょっと面白いなー、と。
”先の読めないストーリー”を久々にやってくれてる作品なのです。

勿論比べてしまうと色々穴はあります。
明らかに不可解な行動や、ご都合主義的なところもあるでしょう。
けれど久々にワクワクさせてくれる作品なんです。

命のやり取りを、頭脳を使って切り抜けていくそのスリル感。
ウィルスという殺人兵器、そしてテロリスト。
それと戦うのは、天才的なハッカーの腕を持つ主人公。
いくつになっても、こういう設定ってワクワクしちゃうんですよね。
凡人だからこそ、天才同士の頭脳戦が刺激的に感じてしまうのかもしれません。

そしてこの作品の一番ウリである「緊張感」が何といっても素晴らしく、
ページをめくるのが楽しい作品は久々だなぁと。



2007_best_11-1.jpg
真実は一体どちらなのか?ドキドキ感が加速する!

マガジン連載という事で、まさにマガジンらしい所も多々あります。
それはいい意味でも悪い意味でも両方作用しており、
しかしながら今の段階においては、それはまだ面白い方向へと向かっています。

見やすい絵柄、難解そうな設定ながらも極力分かりやすくしている説明など、
少年誌ならではの配慮がまた好感が持てます。
だからこそ、ある程度の「穴」は仕方の無いレベル。
むしろ少年誌でこれだけやれていれば十二分に合格点ではないでしょうか。

ただ敵方にはマヤ先生やテロリストといった強烈なキャラが多いのに対し、
どうも主人公サイドは印象的にも弱いように感じます。
(辛うじて音弥ぐらい?けど弓道の腕だけでは限界があるかな、と)
この先、主人公以外の強烈な味方の登場が無いと、
ちょっと作品全体としての魅力の向上は厳しいかもしれません。

とは言っても全ては期待してるからこそ。
「戦慄のサスペンス」という意味で、今少年誌で一番期待してる作品です。
是非今年もいい意味で僕らを裏切ってくれる事を期待しております。


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【第11位】 僕の小規模な生活 作:福満 しげゆき

僕の小規模な生活 1 (1) (モーニングKC)

この日常が、今最高に面白い。

福満先生は、平凡な日常を面白く描ける天才だと思います。
何て事のない日常も、福満先生のほのかな毒によって劇的な面白さに変わる。
まさに福満先生の毒は、劇薬なのかもしれません。

普通の人が隠してしまうような感情、
もしくは分かっていても言わないような感情を、グサグサ描いていく。
それを痛い!と思いつつも、後ろめたさを感じながら激しく共感してしまったりしてしまう。
そんな妙な読後感が残るのが、福満作品とも言えるでしょう。

で今回初めて大手出版社である講談社から出たのが、この単行本。
ずっと大手コンプレックスを感じていた福満先生にとって、
この出来事が一体どういう風に描かれるかがまた楽しみでもあります。

そして何といっても福満先生の魅力はそのネーム力。
作中で担当者さんによく修正されてるだけあってか?とにかく台詞回しとか、
その独特すぎるテンポがもう面白くて面白くて。



2007_best_12-1.jpg
「フフフ……これは政治なのだよ

妻を褒めちぎってニヤリとするシーンとか、
けれど結局そういった小規模な満足さえも実際は妻の手の平だったりとか、
そういうのを惜しげもなく描いちゃう辺り、この人エンターテイナーなんですよ。

・・・正確に言うと“負のエンターテーナー”が一番近いかも?

久米田先生とかに近い感じでしょうか。タイプは全然違うけど。
こう人が描かないとこに切り込んでいくそのセンスが似てる感じかな。

しかし面白いのが、週刊連載で1話1話読んでた時よりも
単行本で一気読みした方が格段に面白いって事。
いや大体の漫画はそうだと思うんですが、福満先生ほどそれが顕著な人も珍しい。
続けて読んで初めてジワリと来る面白さ。
これは雑誌でチェックしてた人にもオススメできますよ!

更にもう一つオススメしたいのが妻。

もうこの作品の70%くらいはこの妻人気でもってるようなもので(あながち大袈裟ではない)
この妻は間違いなく最高、最強のキャラ。
実に面白く、更にそのムチムチ感が僕らを虜にしてくれる。
実在する人で、実際にすげえ会ってみたい!と思う人ってすごい稀なんですが
生きてるうちにこの妻には一度会ってみたいです。それくらいの魅力がこの妻にはある!
(そういう風に描いている福満先生の手腕が素晴らしいんでしょうけれども)

そして最後に、この作品は是非前作である「僕の小規模な失敗」を見てから見る事を、
絶対に絶対にオススメします。
単品で読んでも面白いんですが、この妻との出会いから結婚に至るまでのエピソードが
これまた壮絶で、正直引いてしまうぐらいです。
けどそれがあったからこそ「生活」で光る台詞も多々あるだけに、
是非最初から通して読んでみる事をオススメします。

けっこう色んなところで福満先生が注目されてるだけに(このマンガがすごい!とか)
2008年は福満先生最大のブレイク年を迎えるかもしれません。
そしたらそしたで、どんな風になるか期待できちゃうのがまた素敵な所でもあります。

というわけで業界人が皆チェックしてる(らしい)この作品、チェックして損はありませんよ?


--------------------------------------------------------------------------
<参考>
マンガがあればいーのだ。的、2006年マンガベスト20!+10!
「マンガがあればいーのだ。」的、2005年マンガベスト20!!

「オトナファミ」と「このマンガがすごい!」のランキングを検証してみた。

Amazon.co.jp 本: Best Books of 2007


というわけでまずは30位〜11位までの発表でした!
続きの10〜1位と+10作品の発表は後編にて。
「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2007年マンガベスト30+10!(後編)

皆さんからの「2007年面白かった作品&2008年期待する作品」もぜひ教えて下さいネ。


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このマンガがすごい!2008
このマンガがすごい!編集部
宝島社 (2007/12/04)
売り上げランキング: 51383
おすすめ度の平均: 4.0
3 マンガ探しの道しるべです。
5 お買い得ではありますよ。


オトナファミ 2008年 1/25号 [雑誌]

エンターブレイン (2007/12/20)
おすすめ度の平均: 4.0
4 オトナが引っ掛かるのはジャンプ


この記事に対するコメント
読めない・・・
僕は、いつも携帯で見ているのですが、今回の内容が見れません。どうしてもエラーになってしまいます。(--;)他のは見れるのにww

【2008/01/15 15:11】 URL | マリオン #aSiatIOY [ 編集]

見れましたが・・・
結局PCで見ましたが、一つ疑問があります。
P2!がなんで、こんなに順位が低いのですか?
だって、ベスト20にも入ってないじゃないですか。

【2008/01/15 17:20】 URL | マリオン #dJNEsZbc [ 編集]


完結してこその名作ってことでは?
真の最終回を迎えてればもっと上だったかも

【2008/01/15 18:10】 URL | mokuba #- [ 編集]


今年出た漫画ではみつどえ、君に届け、よつばと、ヒストリエ、ARIA、ハガレンが最高でした。特にみつどもえは全てがツボでみっちゃんがかわいすぎる!
プルートゥ、チェーザレ、リアル、ハチワン、だって愛してる、あいぶれなども良かったと思います
ハンタも悔しいけどやっぱ面白かったw
皇国が終わったのは残念でしたけど
新しく発売した漫画では海街ダイアリーが一番良かったと思います。これからが楽しみ!!
2007年は漫画に限れば大満足な年でした。2008年もこれらの漫画の続編に期待したいですね。あいぶれの作者の新作にも期待。
あともうリスト出来てるなら焦らさないでなるべく早めにアップしてくれると嬉しいのですw

【2008/01/15 18:42】 URL |    #- [ 編集]


あと書き忘れましたが君に届け、だって愛してる、あいぶれなどはこのブログの影響で読み始めました
このブログのおかげで名作に出会えたので感謝しています。このブログのせいで変な性癖も付いてしまいましたがw
とてもレビューがうまいブログだと思います。僕の小規模な生活も気になったのでチェックしてみようと思います
2008年もレビューがんばってください

【2008/01/15 18:55】 URL |     #- [ 編集]


鈴木先生は文字数多すぎて読む気失せる
コナン並に多い

【2008/01/15 21:38】 URL | #- [ 編集]


意外にP2!の評価が低いですね…

【2008/01/15 22:09】 URL | #- [ 編集]


さすがにたくさん見てらっしゃる。
「はなまる幼稚園」はこちらで魅力を知って読み出しましたよ。
さて、HUNTER×HUNTERがどの位置に来るのか楽しみです。
上位に入ってますよね!!?

【2008/01/15 22:32】 URL | エッジ #- [ 編集]


P2!の記事も早めにお願いします。(_m_;)
どうしてもジャンプに苦情のハガキを送りたいのだよ!

【2008/01/15 22:37】 URL | マリオン #aSiatIOY [ 編集]


各作品へのたかすぃさんの愛が伝わってきます。
いくつか読みたい漫画も出来ました。
・・・って、後編掲載はセンター試験当日w
ま、楽しみにしてますね(ぉぃ

【2008/01/15 22:42】 URL | #- [ 編集]


私の2008年最注目作品は
「金剛番長」

とにかく理屈はいりません。

【2008/01/15 23:16】 URL | #- [ 編集]


少年誌とかメジャーなマンガばっか読んでるので今回紹介されたマンガはほとんど読んだこと無いなぁ・・・紹介されたのはメジャーだけど俺が知らんってだけの話か?

それにしてもどっかの回し者か?ってくらい購買意欲をかりたてる文章ですねw
いくつか気になったのあったんで買ってこようと思います。

金剛番長は熱いですよね。
前回の「知るか!!」には惚れてしまいました。

【2008/01/16 00:19】 URL | #- [ 編集]


P2!はネット上で過大評価されすぎだと思うよ。
伏線張りすぎ。ストーリー捻りすぎ。
肝心の試合が盛り上がらない。
というか完結編で試合描写無しって…

ジャンプじゃなければもう少し続いてたとは思うが。

【2008/01/16 01:09】 URL |   #- [ 編集]

2008年秀作
管理人さま。いつも独自の視点からの批評・紹介を興味深く拝見しております。今回のベスト30の中にもまだ未読の作品があり、早速購入して読もうと考えております。

「2008年期待する作品」とのことですが、先日表紙買いいたしました「まつのべっ」というマンガの出来がかなり良かったです。体裁上は四コママンガなのですが、これほどストーリーが練れているマンガはなかなかお目にかかれないかと思います。

すでに隠れた名作として評判のようですので、もうご存知でしたらすいません。管理人さま、或いは、本コメントをご覧の皆様で面白いマンガを探してる方がいらっしゃいましたら、手にとって見られるのも悪くないかもしれません。

それでは、ベスト30の後半も期待して待っております。

【2008/01/16 01:41】 URL | #- [ 編集]


P2!は赤マルジャンプの真最終回もすっきりしなかったなあ…ほんとただのエピローグってかんじで

あと漫画として動きが平板で盛り上がりに欠ける。
絵が平面にしか見えない。
ピンポンとかあんなに躍動感充溢してて迫力あったのにな…

【2008/01/16 02:20】 URL | #- [ 編集]


ありゃ、P2!の順位が意外と低いですね。この評価は単行本が出てからという事でしょうか?
個人的には金剛番長が何位に来ているかが気になります。

【2008/01/16 02:58】 URL | DO−S #- [ 編集]


昨年完結した皇国の守護者とONEOUTSはともに素晴らしかったが、両作品ともエンディングがやや不満だったかなぁ。
来年に期待する漫画は、よつばと、GIANTKILLING、少女ファイト、LIARGAME、ヴィンランドサガあたりかな。
あとはサッカー雑誌連載なのであまり注目されていませんが、『龍時』という作品がおすすめです。元々原作が大好きだったのですが、漫画版もなかなかよい仕上がりだと思います。今の日本代表にはリュウジの存在が必要です。
あと先日発売された『鈴木先生』の4巻は電車の中で爆笑しそうになってしまいました。w
鈴木先生の性癖とそれを踏まえた指導は今までの中でももっとも読み応えがあったのではないでしょうか。

【2008/01/16 06:34】 URL | バカラ #x/I8ZLW. [ 編集]


たかすぃさんの各作品へのコメントを見てて、本当にわくわくしてきました。
後編も楽しみにしていますー。

2007年に出会って一番面白かったのは「学園革命伝ミツルギ」ですかね。
何も考えなくて読める漫画は時々むしょうに読みたくなります。

【2008/01/16 09:05】 URL | #- [ 編集]


ハチクロの人の次回作も3月?に1巻出るので期待してます

【2008/01/16 13:00】 URL |    #- [ 編集]


後編も楽しみにしてます。学園黙示録の魅力はコータかと(藁

【2008/01/16 16:17】 URL | 風水師 #- [ 編集]


P2!は単行本で加筆してほしいですね。千佳さんかわいいなぁ。と思い続けてたら眞白にとられてしまいましたorz
ブラッディマンディ・・・意外と順位高いのでびっくりです。
絵はかなり上手いんですけどね。ストーリー・キャラ設定。ここらへんをどうにかしてほしいですね。ハッタリはすごく上手いのに、それだけになりがちなのが惜しいです。
福満先生といえばジャンプSQで4コマ載せてますね。SQで楽しみな漫画ベスト3に入ります。(ちなみに1位はかおすキッチンだったりw)

2008年期待の漫画といえばモーニング2で連載中の『聖☆おにいさん』です。
中村光さんの作るキャラはクセがあるのに親しみやすい、ベタっぽくもどこか違うって感じです。
同じく中村さんの『荒川アンダーザブリッジ』もかなりいいです。ベスト10に入ってること願います!w

【2008/01/16 17:45】 URL | #- [ 編集]


2007年に完結したのだと斎藤けんの「花の名前」が素晴らしかったです。
少女漫画ですが、心理描写がうまいし、何より主人公の蝶子ちゃんが可愛すぎてたまりません。

あとよしながふみの「きのう何食べた?」はBLですがBLらしくないしさらっとしてるので男性でも読めるかと。
テンポがやはり上手いですし、ご飯が美味しそう!2007年11月に一巻発行ですから、今年が楽しみな漫画です。

【2008/01/16 20:05】 URL | #Xlf.8pIU [ 編集]


『Kiss×sis』はもちろんトップ10に入りますね。

去年、完結した漫画では『デーモン聖典』がおもしろかったですね。
個人的には『獣王星』の方がすきでしたが、やっぱり樹なつみさんは少女漫画の中では異色だなぁ〜って思いました。

【2008/01/17 00:29】 URL | #fBweyL1. [ 編集]


おお…僕の小規模やってくれましたね!
こうしてまたメジャーになってくのが淋しくもありますが、「妻」が喜ぶなら…と思わせるのがすごい
個人的には他の作品も結構好きです
田村由美さんの7Seedsももう十分ブレイクしてますが、たかすぃさんがどうレビューするのか見てみたいので取り上げてくださると嬉しいですな
BASARAが有名な方ですが、短編集と「僕が〜した理由」シリーズでも才能発揮しまくりなのでもし未読ではあれば是非。
というか一度たかすぃさんの本棚の写真見てみたいです
どうなってんですか

【2008/01/17 13:50】 URL | _ #- [ 編集]


たかすぃさんは一体年間に何冊マンガを読んでるのか気になる・・・
後編も楽しみにしています。

【2008/01/18 00:17】 URL | ゆき #70082Bp. [ 編集]

素晴らしい
こうやって人の漫画の評価を見ると、自分はまだまだ知ってる漫画がが少ないなぁ、と思うことしきりです。
私もかなり漫画を読むほうだと思うけれど、上で挙げられていた漫画の中で知っているものはそれほどありませんでした。読んだものとなるとほんの少し。

たかすぃさんののレビューを読むとどれも本当に面白そうで、この中の何冊かが猛烈に欲しくなりました。というか買います。

2007年はホントに良作が多かったですよね。

10位内には私の好きな漫画がもっとたくさん入ることをwktkしながら後半を期待しています。

【2008/01/18 07:45】 URL | Soichi #v0W2OX1k [ 編集]


「P2!」はヘタに持ち上げたりせず公平に評価したって感じで拍手な順位(「アキラ萌え」から沸騰しただけだったハズの昨今の「P2!」フィーバーにはどうも乗れなくて…)。追っかけレビューがなくなって寂しかったあの漫画この漫画の感想が一気に読めたのは嬉しいですね。特に「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。

【2008/01/18 23:17】 URL | 空気 #- [ 編集]


あれれ?P2!の評価が低いですねー。もっと上に行けたんじゃないですか?

【2008/01/19 02:47】 URL | 遊部様LOVE #XZIgzTew [ 編集]


1位は当然任侠沈没だよな?

【2008/01/19 03:19】 URL |   #- [ 編集]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

【2008/01/19 16:47】 | # [ 編集]


ネウロよりP2よりブラッディマンディが上か・・・
なんか寂しい感じですね〜少なくとも自分はネウロのほうが上かと思ってました。

【2008/01/19 23:14】 URL | #- [ 編集]


更新まだですかー?

【2008/01/20 13:26】 URL | マリオン #aSiatIOY [ 編集]


少女漫画系多くね?正直あまり参考にならんな…

【2008/01/20 15:13】 URL |   #- [ 編集]


知られざる良作に光を当てる、という趣向ならば
もっとマイナーで他のブロガーが選出しそうな作品とは絶対被らないだれうと思われる作品をチョイスしたらどうなんでしょうか
このランキングならばヲタ界隈のブログを少し回っている人ならば
誰でも知ってるタイトルばかりですね
単に良作という基準だけで選出するのではなく、
知られざる作品に手を差し向けるという意向を持っているならば
多くの人が知っていて尚且つ良作だと認めている作品を
敢えて挙げるだけでは意味がないかと思いますね。

【2008/01/20 18:59】 URL | 774 #- [ 編集]

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【2008/01/24 20:57】 | # [ 編集]


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[本] 2007年面白かった漫画

第五位:大東京トイボックス 大東京トイボックス 1 (1) (バーズコミックス) 作者: うめ 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2007/03/24 メディア: コミック 小学生の頃にゲーム作りたいと思ってゲームを作って もろもろの事情で今の仕事に就いて 例えば学生時代の文化祭の準備 WeBLoG【2008/01/16 10:44】

080117

??ФΤ ???ФΤ?????... gekka blog【2008/01/17 01:31】

1月17日のニュース

ギャグ漫画家で一番絵がうまいのって誰よ? >>100は強敵だな〜 格ゲーをゲーセンでプレイする時の最低限のマナー 一番いいのは格ゲー自体... ごった煮【2008/01/17 17:46】

[読み物]

「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2007年マンガベスト30+10!(前編) (マンガがあればいーのだ。) 知らない漫画ばかりだなあ。「ボーイズ・オン・ザ・ラン」と「鈴木先生」以外知らないよ。ちょっと漫画に保守的になっちゃってたかなあ。この中から2〜3作く 横たわるのは犬と豚。【2008/01/18 05:07】

東京トイボックスを買った

「東京トイボックス」は以前、モーニングで連載しているのは知っていて、面白くて読んでいたけど、半年くらいで連載終了してしまった。けっこう面白かったから終了したときはショックだったよ。コミック買おうかなって思ったときもあったけど、連載も終了してしまってい... 鴨が葱を背負ってくる【2008/01/23 21:55】

裏・マンガ大賞

「世界にはドッペルゲンガーが3人くらいいると言われている。  同様に、ウンコのにおいが同じ奴も3人くらいいるはずだ」 (なにわ小吉「... 粘着は病気です【2008/01/24 23:50】

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    今年のブレイク作品の一つにあげられるであろう「ギャンブルフィッシュ」も気が付けばもう3巻。一か八かに賭ける、ひりつくようなアツさを見事に誌面にて表現するこの作品はやっぱり面白い。
    何が一番かってそりゃもう癖のありすぎるキャラクター達。 極上のギャンブルを戦い抜くのは極上のキャラ達。
    更には微妙なお色気を織り交ぜるのがまた堪らないんですよね。色々分かってる作品です。