松山放送局

2008年1月25日 12時35分更新

ドクタープール制度 応募延長


深刻な問題となっている医師不足への対策として、愛媛県は医師を直接採用して病院に派遣する「ドクタープール制度」をことし4月から導入しますが、期限までに応募した人がいなかったことから、今後は期限を設けずに募集することになりました。

県内では、大洲市の市立大洲病院の産婦人科と小児科で医師が確保できなくなり、去年9月に診療を休止するなど、医師の不足が深刻な問題となっていることから、愛媛県は対策の1つとして、直接、医師を採用して市や町の公立病院に派遣する「ドクタープール制度」をことし4月から導入することにしました。
導入にあたって、県では5人程度の医師を採用したいとして、去年10月から県のホームページや医療の専門誌で制度を紹介し、全国の医師に応募を呼びかけました。しかし、今月18日の期限までに応募した人がいなかったことから、県では、今後は期限を設けずに募集することにしました。

県は、「医師を確保するのはたいへん厳しい状況だが、この制度を効果的にPRできる方法がほかにないか検討するなどして、実施にこぎ着けたい」と話しています。