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2008年1月24日 (木)

また、救急病院に断られ死亡した人が

 昨日、TVのニュースで、都内でも、救急病院に搬入を断られ、死亡された方がい たと言っていましたね。

 そのニュースでは、救急車は3分で現場に到着し、30数分の間に、11件もの病 院に連絡、断られ、12件目の病院に連れて行ったと報じられていました。

 いつも、こんなニュースを聞くと、思うのですが、そんな短時間に、救急車って来 るのか?30分ほどで、11件もの病院に連絡できるのか?疑問を覚えてしまいま す。

 まで、うちの場合は、119番したとしても、一番近い消防署から救急車が到着す るのに、20〜30分はかかるでしょう。3分だなんて、あり得ないと思う。

 以前、よく聞いたニュースで、銀行のATMが壊されたりした時に、警察や警備会 社の方が、5分で到着したと言うが、これもホントか??

 うちの近所で、前に、交通事故があった時に、110番してから、最初に、近所の 派出所から警察官が来るまで、1時間かかった。その後、本署から来たのが、更に、 30分後。その間、自分は、交通整理をしてた経験がある。

 ホントなのか?ニュースの言うことは・・。実際、その時間で、救急車が来てくれ ていれば、助かっていないのか?受入病院だけの問題では無いと思うのだけど。。。

 で、受入病院の対応が、問題視されているけど、ほんと、なぜ断るのかな?病院の 都合で、患者を断ったら、殺人では無いのか?手が空いて無いから、なんて、救急指 定された病院が言える事なのか?大災害時には、どうするの?色々な疑問が沸いて来 ますよね。

 とりあえず、診て、なんらかの処置をしてから、他の病院にまわすとかできないも のかねぇ。そう思います。最近の病院は、色々な面で保護されていて、怠慢になって いると思う。通院してて、特に、そう思う。あっ!透析室が、そうだとは・・・い や、ある意味、慢性化していることから考えれば、同じだとも言えるね。

 自分のような慢性病の患者、うちの親父も似たようなものなのだけど、病院で、も う治療してもらえない状況に、親父は、すっかり嫌気がさしていて、最近、薬をもら うだけの通院になっている。「治らない病気」だと、そうなるだけ?それが当たり前 の対応なのか。

 ただの病院の、お金儲けの一貫にすぎない存在になっている。としか思えない。

コメント

ひとこといいですか?

>これは、救急にこだわった話ではありません。
>実際に、自分が病院に行って、感じた、そのまま現実です。
>慢性的な病気に対して、打つ手が無いと、ただ予防薬だけ飲まされている患者が
>実際に、何人もいます。目の前にいます。
>自分も、ある意味、その一人です。

なにか、今の医療に過剰な期待をしていませんか?
「的確な診断・治療がなされればどのような病気もたちまち治ってしまう。
反対に治らないのは医師の怠慢だ」なんて思っていませんか?
「病院で死んだら医療ミスだろう」なんて思っていませんか?
それとも、私の知らないところで、すでに人類は不老不死の方法を発見したのですか?

未だ医療は発展途上にある分野です。それは今後も永遠に続くでしょう。
治療法が無いから対症療法に専念することの何が悪いのですか?
治療法が無いのは目の前に居る医師が悪いのですか?

あなたの仰っている事は、治療法が無いことの不満を目の前の医師にぶつけている、単なる「八つ当たり」に過ぎません。そのような八つ当たりをしているから医療が崩壊したのです。もし、その八つ当たりを正当化するのなら、医師にとってもリスクが増えますから医療費をアメリカ並みに10倍増にする必要があります。一般の方はまともな医療を受けられなくなりますが、それでもいいですか?

「他の業界の方がひどい。甘えるな!」

みたいな意見があるけどさ
事務とか営業とかSEとか非熟練低賃金労働者と違って

「あっ変換ミスだ。疲れているな俺」とか「課長が稟議書に目を通す前でよかった。差し替えしなきゃ」じゃすまないんだよね。
命の現場って

36時間連続勤務をしていても、ゼロ一つ間違ったら、患者が亡くなり逮捕

想像できないだろうな、これがずっと続くって

ミスったら巻き込まれて死ぬような機械を不眠で扱うような職場の方ならわかるかもしれないが

できないものはできないし、理想論でもなく機械が1台しかないなら一人ずつ順番にしか透析は受けられない。
気合で何とかなるなら、腎臓病も気合で克服してみればいい。それが出来ない人は甘えているのか?
あるいはお金さえあれば、腎臓移植だって海外で簡単に受けられる。本当に何とかしないならお金をかけれ。
それが出来ないのは現状に甘えているからなのか?
それって「無いものは無い」し「できないものはできない」じゃないのか?
ただあんたはそれを甘えなどとほざく。

国が総力を挙げてあんたの治療に当たればおそらくあんたの病気も治ると思う。
同様に総力を挙げてかかれば現状の医療崩壊も免れる。
ただそれは両方ともありえない理想論。
患者はあんただけじゃないし、国が抱える問題は医療だけじゃないから。

病院が嫌いなら、通わなければいいんじゃないの?

>こちらの業界は、赤字あたりまえ。変なものです。

赤字をなくそうと思ったら、ショボイ健康保険の取り扱いを止めて、金持ち相手の自由診療オンリーでやるしかないのだが・・・。オマエ相当頭悪そうだが、どうせ金持ちじゃないだろ。病院が黒字を追求し始めたら、真っ先に困るのはオマエみたいな頭の悪い貧乏な病人だ。

>うちの近所でも、現実、病院がつぶれています。それよりも、その業界の倒産の方が、圧倒的に多いので、正直、なんとも思いません。

全く想像力に欠ける頭だな。そのうち自分が通える病院がなくなるとは思わないのか? 

>仕事も失い。これからの生活にも困っています。

ならば、こんな糞ブログ立ててないで、職安に通え!

>現実から目をそらして、ただの理想論ばかり並べて、病院ができないからと、それだけの理由で、国が何もしないからと、人命を軽んじて、それで良いとお思いですか?

オイオイ! 「現実から目をそらして、ただの理想論ばかり並べて」いるのはオマエの方だろ! 

オマエの命は地球上の65億人の人間の命のうちの一つにすぎない。とりたてて他の人間の命より価値が上なわけじゃない。

オマエの人命の価値なんてその程度のものさ・・・。
自分がこの世で一番不幸なような顔をして、甘ったれてるな!

現在の医療の問題は、都筑さんのコメントにあるような法的な問題点も
含めてそれをマスコミが報じないことにもあります。また「たらい回し」、
「受け入れ拒否」など恣意的・一方的な表現、つまり偏向報道も同じです。
本来ならば「受け入れ不可」と言うべきです。

さらに悪いことには、そのような報道姿勢が問題であるという指摘を
受けていても、それでも報道を変えないところがあるのです。
その報道機関がどことは言いませんが、多くの報道機関に対して医師を
はじめ問題点を知る人が、電話やメールなどで現状を指摘していること
は事実です。仮に視聴者や読者から情報が寄せられなくとも、自らこの
ような問題の原因を追及するための取材や報道を行わず、一方的な報道
を続けるならば、その時点でマスコミとしては問題があります。

つまり、「マスコミは事情を知っていて、意図的に国民が医師を叩くよ
うに仕向けている可能性がある」、少なくとも「結果的にそうなっている」
と言えます。「患者の感情に配慮」、「遺族感情に配慮」といえば聞こえ
はいいですが、だからといって何故叩くべきでない現場や医師まで叩く
必要があるでしょう?

国民が良いように操られて医師を叩き、国民と医師が対立するということが
あってはいけません。ブログ主さんがマスコミや政府の言うことを鵜呑みに
したり感情論にはしることなく、様々な方向から問題点と解決策を考え、
そのような情報を発信されることを望みます。

お体を大切に。

>搬送されてこられる患者さんに対して、お医者様と言うのは、「できませんから」で、終わりにしてしまうのですか?

「できないこと」を「できません」とはっきり言うのも医者の仕事の内。
「できないこと」を「できる」と言うのは不誠実な医者。

>これから、亡くなる方が、次々出て来ます・・と、平然と言われる医療関係者。
人の命とは、そんなものなのでしょうか?しかたありませんか?

そうです。人の命とは、そんなものです。まさしく「しかたありません。」
地球レベルでみれば、まともな医療を受けられずに死んでいく人間が大半。
救急断られて死ぬ人間だけが取り立てて不幸なわけでもなんでもない。

>慢性的な病気に対して、打つ手が無いと、ただ予防薬だけ飲まされている患者

「打つ手が無い」のだから仕方ないじゃん。

>患者としては、なんとかして欲しいの一言です。なにか治療して欲しいと思っていても、話さえ聞いてくれないのが、現実です。

変なこという奴だな。医者がオマエみたいな馬鹿の話を聞いても、オマエの病気が治るわけじゃない。「打つ手が無い」のだから、「なにか治療して欲しい」と思うこと自体が無駄なの!

>手が空いて無いから、なんて、救急指 定された病院が言える事なのか?

言えることだよ。医学がどんなに進歩しても、一人の医師が同時に二人の患者の治療できるわけない。オマエも同時に二人の人間の話は聞けないだろ。それと同じことだ。

>大災害時には、どうするの?

沢山の人間が死ぬだけだ。沢山の人間が死ぬから「大災害」なわけ。

>とりあえず、診て、なんらかの処置をしてから、他の病院にまわすとかできないも のかねぇ。

できないね。医師は他の患者を診てるわけだから。その患者を「とりあえず、診て、何らかの処置をしてる」間に他の患者の容態が急変したら、誰が責任とるの?

>「治らない病気」だと、そうなるだけ?それが当たり前 の対応なのか。

そうだよ。それが当たり前の対応だよ。オマエは「治らない病気」を「治る病気」のようにウソをついて励ましてほしいのか?

こんにちは。何とも医師のモチベーションを下げるブログですね。
私どもは24時間365日県内の新生児医療を断らないでみております。
ベットが満床でもみております。その代償が研修医・スタッフの慢性疲労、バーンアウトで退職、鬱、体をこわして退職・・・です。
私は一般の総合病院でも働いていましたので実情を知っていますが、
手がないものはどうしようもないのです。目の前の患者さんをほっぽり出して次の患者様をみろと?そう簡単に応急処置のみやるなんで、現実は無理です。ではトリアージすれば?ですが、あなたたち患者さんは軽症でも1時間以上待たせると必ずクレームです。欧米では軽症の場合何時間も待つのは当たり前ですよ。
ほとんどの医師は身を削って医療にあたっており、しかしそれも限界がきたということです。

人の命はそりゃ重いです。重いからこそ、こんな悪い状況になっています。

>>これから、亡くなる方が、次々出て来ます・・と、平然と言われる医療関係者。
>>人の命とは、そんなものなのでしょうか?しかたありませんか?

崩壊が目の前に来ている・・・いや、始まっているのに問題の本質がわかっていない国民に対する警鐘なのではないでしょうか?
私は医療崩壊最先端の地域にいます。医療が発達した今では、病気は治って当たり前、失敗は医師のせい。こんな風潮が漂っていると思います。

>>現実から目をそらして、ただの理想論ばかり並べて、
>>病院ができないからと、それだけの理由で、国が何もしないからと、
>>人命を軽んじて、それで良いとお思いですか?

これは医療に携わるものだけではなく、そのまま国民向けのメッセージになる
と思います。
理解いただければよいのですが。

いろいろ書きたいのですが、医療問題の本質を語っているBlogは多く存在します。
そのようなBlogを中立の立場で読んでいただければと思います。病気を抱えている
貴方には難しい話かもしれませんが。

救急指定病院に入院していた事がありますが、夜間救急に来る人で
待合室は満員ですよ
中には元気に走り回ってる病気のはずの子供や、携帯禁止の貼り紙
の前で、馬鹿話を携帯で喋ってる人もいますが、本当に辛そうな人もいます。

救急車で搬入相談受けた人と、待合で待っている人の重傷度をどうやってトリアージします?

どんな時でも安心して救急にかかれるようにしたかったら、自分で総合病院の理事にでもなるしかないですよ

都築さんへ

こんばんは。。。

そうですか、都築さんも、一患者ですか!
周りの方々に感謝されてると・・うらやましいですね。
良い病院にめぐまれておられるのですね。

自分は、残念ながら、そういう感覚にはなれません。

それから、医療現場が大変だと言う話が多いですが、
決して、大変なのは、医療現場だけでは無いです。
自分の知っている、ある業界では、皆さん、赤字続きで、
徹夜も当たり前。残業代なんて出ないし、と言う状態です。
補助が、国からもらえるなんて、それだけでもうらやましいですよ。
こちらの業界は、赤字あたりまえ。変なものです。

うちの近所でも、現実、病院がつぶれています。
それよりも、その業界の倒産の方が、圧倒的に多いので、
正直、なんとも思いません。桁が違いますからね。

病院の経営は、大変だと思います。特に、今は。。。
しかし、それだけに、そのままではいけないでしょう!
都築さんのような方が、なんとかしないと!!

人の命に対して、国のせいにするのですか。おどろきです。

都築さんは、病院にめぐまれているようですね。
ほんと、うらやましいです。
自分は、治ると言われた病気が、一転、透析導入されてしまい。
現在は、離脱できるか?と言う話になっています。
つまり、あきらかに、早すぎた透析導入だと思います。
または、治療方法の間違いか。
そのおかげで、仕事も失い。これからの生活にも困っています。
これが、病院のしたことです。

病院の経営は大変かもしれませんが、その副産物は、この自分です。
誰も、なんとも思ってくれませんよね。
それが病院です。

人が足りない、赤字だなんて、ただのあまえではないですか。
そんなことで、苦しんでいる企業や個人は、病院以外の方が、
圧倒的に多いのです。
いや、そんな人を、病院が作り出しているのです。
それが、自分の周りの現実です。

現実から目をそらして、ただの理想論ばかり並べて、
病院ができないからと、それだけの理由で、国が何もしないからと、
人命を軽んじて、それで良いとお思いですか?

自分は、病院に感謝などしていません。全く!
あそこは、監獄です。

http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_07121303.cfm

国の医療報酬の政策により、常にベッドを満床状態にしないと赤字になってしまうような経営状況を強いられ。

昼働いた医師・看護師が、そのまま夜間の医療に当たり(警察や消防署なら「交代制」って物があるのでしょうが、今の医療現場では、人員がいないために、昼働いた人間が、サービス残業で夜勤するしかない状態)。

「コンビニのように夜間に来る軽症患者」「診療費を払わない患者」「野良妊婦」「モンスターペイシェント」などの「手のかかる患者」によって、限られた時間・金銭・設備・人員・体力・気力を無駄に割かれ。

「医療の限界」と「医療ミス」を混同したような「トンデモ判決」によって、正当な医療行為が「犯罪」とされ、それが医療従事者を縛る。

そんな中、病院のキャパシティを越えた患者が入ってきて、受け入れることが出来ないと、マスコミに「受け入れ拒否」と書かれ、医療事情を知らない国民に「てめえらの血は何色だ」だとか「人命より金儲けのほうが大事なんだろ」などと罵られ…。

キャパシティを越えた状態なのに無理をして受け入れ、その結果として患者が亡くなった場合「医療ミスだ」「人殺し」と罵られ、医師が逮捕され、多額の賠償金を請求され…。

それだけ過酷な状況なんですよ…今の医療現場は…。

自分、3級の精神障害者で、精神科、デイケア、内科…と、常に病院と関わっているので、医師や看護師、その他の方々の一生懸命になっている様子を目にしています。

過酷な現場で、一生懸命頑張っている医療従事者の方々には、本当に感謝しています。

だから、マスコミや国民の「医師叩き」「病院叩き」に、酷い状況で必死で頑張っている医者や看護士の心が折られて欲しくないのです。

ちなみに、自分は医療関係者ではなく、3級の精神障害者手帳を持ってる、現在進行形の「一患者」です。

マスコミと国民の「医者叩き・病院叩き」のせいで、自分の周りの病院が無くなってしまったらたら困るのです。


<人の命とは、そんなものなのでしょうか?しかたありませんか?

国自体が「道路>ガソリン>>>>>>>>人命」って考えですからねぇ…。

都築さんへ

コメントありがとうございます。
医療現場の話ですね!ご意見、ありがたいです。

まず、救急の話ですが、医者不足や、もろもろの原因があるのは現実でしょう。
「スーパーマンではない」からの一言で、すませるのですか?
実際に、亡くなられた方が出ている現状を、聞いて、そういう見方しかできませんか?
搬送されてこられる患者さんに対して、お医者様と言うのは、
「できませんから」で、終わりにしてしまうのですか?

医療現場のシステムや人材不足など、色々と問題はあるかと思いますが、
実際に、医療の現場の方からの言葉だとしたら、悲しいだけですね。

なんらかの対策は、必要なのかもしれませんが、
これから、亡くなる方が、次々出て来ます・・と、平然と言われる医療関係者。
人の命とは、そんなものなのでしょうか?しかたありませんか?

なんとかして下さいよ(^_^)都築さん!!

それから、
<ただの病院の、お金儲けの一貫に
<すぎない存在になっている。としか思えない。
<ただの病院の、お金儲けの一貫にすぎない存在になっている。としか思えない。
>救急って赤字ですよ?

これは、救急にこだわった話ではありません。
実際に、自分が病院に行って、感じた、そのまま現実です。
慢性的な病気に対して、打つ手が無いと、ただ予防薬だけ飲まされている患者が
実際に、何人もいます。目の前にいます。
自分も、ある意味、その一人です。

患者として、あまりにも、なんと言うか、ひどい扱いを受けます。
都築さんのところは、そんな事は無いかと、想像の上で、思いますが、
実際に、自分の関係者が行っている病院の現実です。
患者としては、なんとかして欲しいの一言です。
なにか治療して欲しいと思っていても、話さえ聞いてくれないのが、現実です。

医療現場については、色々、考えさせられますね。
今回は、貴重な、お話、ありがとでした。

これが「医療崩壊」の現実です。


中核救急病院、2年で174カ所減 搬送遅れの要因に
http://www.asahi.com/life/update/0113/OSK200801130038.html

地域の救急患者を受け入れる中核的存在の「2次救急病院」が、この2年間で174ヵ所減ったことが、朝日新聞の全国調査でわかった。深刻化する医師不足や経済難が影を落とした結果、減少傾向が加速しており、新たに救急を掲げる病院がある一方、救急の看板を下ろしたのは、2年間で全体の5.6%にあたる235ヵ所に上る。急患の収容先選びが困難になり、搬送遅れが続発するなど市民生活への打撃は大きい。国の医療費抑制政策が救急医療の根幹を揺るがしている実態が、色濃く浮かんだ。(以下略)


医師の方が、現在の医療崩壊を嘆いている(半ば諦めている?)記事です。
読んでみてください。

■ ■ ■ 医療堕落論 ■ ■ ■
http://ameblo.jp/med/entry-10050058240.html

残念ですが、今後、この件のような「受け入れ不能」による悲劇は、何度も起きるでしょう。

「受け入れ不能」の病院が40件や50件…なんて数字も珍しくなくなるでしょう。

この件を扱ったのブログを色々と見ていて「急患を受け入れられないんだったら、救急の看板を外せよ」という人がいましたが、その人の言うとおり、救急医療に携わる人間や、救急病棟自体が消えてしまっても不思議ではないでしょう。

「今までの教訓は生かされなかったのか」などと言う人も出るでしょうが、「過労死するほど働いても報われない。壊れる前に辞めるしかない」という教訓はバッチリ生かされ、医師や病院が次々と消えるでしょう。

マスコミの「たらい回し」報道の影で、過酷な現場に耐えられなくなった医療従事者が、過労死、過労自殺していく。

医師が消える。看護士が消える。病院が消える…。

そして、それが「受け入れ不能」状態に拍車をかける…。

その位、今の日本の医療は危機にあるんですよ。

もう「根性」とか「正義感」などでは、どうにもならない所まで来ているんです。

急患が来たからといって、いきなり高速で手術が出来るようになる訳でもないし、二人同時に手術…なんて出来る訳がない。

分身の術で医師や看護士の人数が増える訳でもない。

飲まず食わず、睡眠も全く取らず…で治療が出来る訳でもない。

そんな中で、自分たちの許容量を越えた患者が来てしまったら、泣く泣く断らざるを得ないのが現状でしょう。

今一生懸命で治療している患者を放り出す訳にもいかないですし、治療出来ない状態の病院に急患を置いておいても、状態は悪化する一方ですし。

これは「たらい回し」でも「受け入れ拒否」でもなく「受け入れ不能」なんですよ。

専門の知識や技術を身につけているとはいっても、医師や看護士はスーパーマンじゃありません。

医者を機械か何かと勘違いなさってませんか?

今、この国で起きている「医療崩壊」の現実をもっと勉強して下さい。

「医療崩壊元年」で検索したら、限界ギリギリの状態にある、この国の医療に関する文章が山ほど見れますから。

<とりあえず、診て、なんらかの処置をしてから、
<他の病院にまわすとかできないものかねぇ。

現在の司法の判例に沿うと、

●満足な受け入れ状態が無いのに患者を受け入れる
(ベッドが無い、医師が救命処置中、etc...)

●専門医でない者が医療行為を行う

ことは「犯罪」になってしまいますから。
(「加古川 心筋梗塞」で検索されると良いでしょう。)

これは「医療の限界」と「医療ミス」を混同した「トンデモ判決」を出した司法が悪いのであって、医師が非情な訳では無いのです。


<ただの病院の、お金儲けの一貫に
<すぎない存在になっている。としか思えない。

<ただの病院の、お金儲けの一貫にすぎない存在になっている。としか思えない。

救急って赤字ですよ?

警察や消防署には交代制って物がありますが、病院の場合、通常診療>夜間救急(サービス残業…もちろん労働基準法違反)>翌日の通常診療…の連続36時間勤務…ってのがザラです。

あと、救急指定の補助金がいくらだかご存知ですか?
大阪府の場合、1病院あたり、年間で150万円ぽっち。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20080123-OYT8T00070.htm

「1人あたり」ではなく「1病院あたり」で年間150万円ですよ。

看護士1人雇う余裕もありません。

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