長野放送局

2008年1月25日 10時18分更新

救急搬送の患者、半数が軽症


去年1年間の長野市消防局の救急車の出動件数は1万5700件あまりで、搬送した患者のおよそ半数が軽い病気やけがであることがわかりました。

長野市消防局のまとめによりますと、去年1年間に管内の長野市や信濃町、飯綱町などで、救急車が出動した件数は1万5718件で、おととしより384件増えました。これは33分に1回の割合で、救急車が出動していることになります。
救急車の出動件数は昭和59年以降、24年連続で増え続けていて、10年前に比べ、60%以上増加しています。
しかし、病院に搬送された人の症状を程度別にみると、「重症」が9%、「中症」が46%、「軽症」が45%となっていて、およそ半数が軽い病気やけがで救急車を呼んでいることがわかりました。
長野市消防局では
「救える命が救えなくなる恐れも出てくるので、症状が軽い場合には自家用車やタクシーを利用して欲しい」と話しています。