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23日付の米ニューヨーク・タイムズ紙は、ニューヨーク中心部マンハッタンで日本人が経営する有名すし店などのネタのマグロを同紙が独自に調査したところ、サンプルの25%から「高水準」の水銀が検出されたと報じた。
ニューヨークではすしは人気食品で、すし店だけでなく、スーパーやデリ(総菜店)などでも一般にマグロのすしが売られており、「衝撃的なニュース」(地元メディア)となっている。
同紙は昨年10月、レストランやスーパーなど計20店舗で購入したすしを研究機関に依頼して調査。このうち計5店のすしから米食品医薬品局(FDA)が「販売中止を命じることができるレベル」とする1ppmを超える水銀が検出されたという。20店の商品で最高は1.4ppm、最低は0.1ppm。
5店のうち4店はすし店で、2008年のミシュラン・ニューヨーク版で1つ星を獲得したスシ・オブ・ガリや、ノブ・ネクスト・ドア、スシ・セキといった世界的な有名店も含まれていた。
FDAが直ちに販売中止命令に踏み切る可能性は少ないとみられるが、米環境保護局(EPA)は「1週間に6個の消費」で許容量を超えると指摘しており、5店は同紙に対し、妊婦や子供に2個以上食べないよう警告するなどの措置を取るとしている。(共同)
(2008年1月24日09時25分 スポーツ報知)