英ヴァージン・グループの宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティックは23日、制作中の宇宙船の模型を初公開した。宇宙船「スペースシップ・ツー」は乗員2人、乗客6人が搭乗できる。建造は60%段階まで進んでおり、年内に試験飛行、早ければ来年にも商用飛行を始めるという。
同社によると、予約者は200人にのぼり、総額3000万ドルの予約金を受け取ったという。飛行料金は1人20万ドル(約2150万円)。母船となる航空機「ホワイトナイト・ツー」がこの宇宙船を高度15キロメートルまで搬送。宇宙船は空中でエンジンを点火して高度100キロメートルの宇宙に乗客を運ぶ。乗客はおよそ5分間の無重力状態を経験する。(ニューヨーク=八田亮一)(24日 21:16)