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デッドボールP氏の名曲、権利者により削除
いろんなところで話題になっておりますが、こちらでも取り上げます。

ミクを使った作曲活動で有名なデッドボールP氏(以下デP氏)の楽曲

「ちょっとH」シリーズが権利者によって動画サイトより削除されたようです。

デP氏は楽曲スピードの速さとクオリティの高さ、そして何より独創的な歌詞によってたくさんのファンの方を魅了してきましたが、ついに俗に言う「公序良俗に反する」と判断されたためか削除されてしまったようです。

原因となったのはおそらく歌詞。少々(人によれば結構)卑猥な言葉を含んでいたためでしょう。

VOCALOIDソフトウェアおよびライブラリの使用許諾契約によれば

お客様が公序良俗に反する歌詞を含む合成音声を
公開や配布することはどのような方法であっても許されません。

客様が公序良俗に反する歌詞を含む合成音声を
公開又は配布する事は、いかなる場合においても禁じられています。


とあり、今回の削除は残念ながらいたしかたないといったところでしょうか。

しかしながら、楽曲自体のクオリティの高さに魅了されたファンも多く、私自身も彼の独創的な創作に関心しているのも事実。残念ではありますが、デP氏自身も(正確な抜粋ではありませんが)「覚悟をしていた」「この件での関連会社への連絡は行わない」という意図のコメントを残しておりますし、紳士的な対応を見せておりますのでユーザーも受け止めて頂き騒ぎにならぬようにしたいところです。

私が関心させられたデP氏の削除対象にならなかった作品を紹介しておきます。



彼特有の世界観が現れていると思います。今後消されてしまった楽曲は聴くことが困難になることが予想されますが、デP氏の作品としてユーザーの心の中で演奏されていることと思います。

今後の変わらぬ活動に期待して記事を残します。
カテゴリ:DTM・音楽 | 22:18 | comments(3) | trackbacks(0)
コメント
う〜ん、デPさまの作品、これ公序良俗に反しているのかな?
疑問だ?

法律の専門家に聞いた話では、民法の「公序良俗」っていうのは世間の人たちが考えているより寛容な概念で、よほどド外れたものでなければ適用されないらしいんですよ。

民事訴訟というのは、刑事訴訟とちがって、何が争点になるかわからない。予測のつかない争議が起きたとき判決の根拠となる条文が法律にない場合がある。そのため、条文にない場合は世間の一般常識に照らして判断しますよというために置いてあるものでこれ自体があまり適用されることがないものらしんです。

たとえば大人のおもちゃもホモ雑誌も、存在それ自体は「なかよきことは美しきかな」で、ぜんぜん公序良俗違反にはならないんですよ。(販売する場所は、制限されるけど)

さらに、今回の騒動の原因がクリプトンにあるという憶測がとびかってるけど、私は疑ってます。

たとえば初音ミクの評判を下げるためにわざと下手に歌わせた楽曲をばらまいたとしたら、そりゃ「公序良俗」に反しますよ。

でもデpさんの歌は、そもそもあの歌を聴いて初音ミクが嫌いになったって人がいるかといったら……「ミクちゃんには、こんな一面もあるだ、へー。ニヤニヤ」てなもんでしょう。

鏡音リンのロードローラーと同じでクリプトンとしては苦笑いするしかないようなことでしかなくって、どうもクリプトンとは違った別の何かの勢力がかんでいるとしか思えないんですよ。
青少年の健全育成がどーたらこーたら団体とか、そういうの……

| 通りすがり | 2008/01/19 5:34 PM |
クリプトン社の最近の方針を貼っておく
・1/15の更新
http://www.crypton.co.jp/mp/do/support/faq?id=358
公序良俗に反する歌詞を含む合成音声を公開又は配布する事は、いかなる場合においても禁じられています。
・1/16の更新
http://www.crypton.co.jp/mp/do/support/faq?id=359
如何なる場合においても、公序良俗に反する歌詞を歌わせることは禁じられております。
・同時期に策定された規約
「どんな作品が公序良俗に反すると判断されますか?」
http://piapro.jp/a/help/#q_copyright04
所謂18禁に相当する様な卑猥な作品や、過度にグロテスクな作品などが、公序良俗に反すると判断されますが、それに限らず一般通念に照らし合わせて判断いたします。判断基準としては、「放送できるか?」を考えると良いでしょう。
| 転載 | 2008/01/20 6:41 PM |
私が番組プロデューサーだったとして
削除対象になってしまった歌を無条件で放送できるかというとムリですねぇ。
公序良俗があいまいであるのならクリプトン社が規約で書いているとおりこれはダメだと思えばダメなのでしょう。

それが公序良俗に反するのかどうなのかは人それぞれの価値観がありますので、なんともいえないですねー^^;

クリプトン社が削除申請をしてたとしても正当性がないとはいえないんじゃないでしょうか。難しい問題です。
| Kou | 2008/01/20 9:56 PM |
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