中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

「礼弥いないとだめ」 自殺した母親が遺書

2008年1月24日 02時04分

 大阪府守口市で殺害された山中礼弥ちゃん(生後18日)の母親で、大阪市東成区で飛び降り自殺を図り死亡した山中いづみさん(22)が残した便せんに「礼弥がいないとだめ。死を選ぶのがわたしの幸せと思って下さい」などと記していたことが23日、守口署捜査本部の調べで分かった。

 捜査本部は母親の遺書とみて、動機を詳しく調べている。

 調べでは、遺書は便せん約10枚。山中さんが事件後に身を寄せていた大阪市東成区の親類方で見つかった。礼弥ちゃんを亡くした寂しさが書かれており「身内の犯行?そんなわけない」「誰も悪いことしてないのにマスコミに追い掛けられて礼弥がかわいそう」とも記されていた。

 礼弥ちゃんが殺害された強盗殺人事件の被害状況に不明な点が多く、捜査本部は21日に山中さんから当時の状況を聴き、23日も体調が良ければ聴く予定だった。

(共同)
 

この記事を印刷する

広告