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イスラエルがガザへの燃料供給復活 国際社会の批判受け

2008年01月22日10時24分

 パレスチナ自治区ガザの唯一の発電所が、イスラエルの制裁により稼働を停止した問題で、イスラエル政府は22日から発電所向けの燃料供給を復活する。ガザで大規模な停電が続き国際社会の批判が高まったのを受けた措置だ。ただ、ガザからのロケット弾攻撃が頻発すれば、再び供給を止める可能性があるとしている。

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アンマンで21日、イスラエルによる制裁で停電が続くパレスチナ自治区ガザから移送されてきた患者を見舞う、ヨルダンのラニア王妃(右)。王妃は、国際社会に対し、ガザの人々への支援を呼びかけていた(AP)

 イスラエルの報道によると、同国政府は燃料のほか、18日から止めていた食料や医薬品のガザへの輸送も一部復活する。国連機関が同国政府に対し、ガザへの輸送禁止が続けば数日中に援助食料の配給ができなくなると警告していた。

 ガザを支配するイスラム過激派ハマスなどの武装勢力がイスラエル南部の住宅地に発射するロケット弾や迫撃砲弾は、21日に10発未満にとどまり、それまでの1日数十発から減少した。

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