ここから本文エリア ウイルスに知人の名前を勝手につける 逮捕の大学院生2008年01月24日 ファイル交換ソフトを使って無許可でアニメ画像を流したなどとして24日、著作権法違反容疑で逮捕された大阪電気通信大大学院生中辻正人容疑者(24)は、知人の名前を勝手につけたコンピューターウイルスをつくっていたとされる。同大学の関係者は「まじめな学生だと思っていた。なぜこんなことを」と衝撃を受けている。
「中辻正人君を逮捕しました」。中辻容疑者が通う大学院の指導教授のもとに京都府警から連絡があったのは、この日昼ごろ。指導教授は「まさかという感じで、ショックでいっぱい。後輩の面倒もよくみていたのに」とうつむいた。 大学によると、中辻容疑者は工学研究科修士課程1年(電子通信工学専攻)で、半導体レーザーの解析に関する研究をしていた。同じ研究室の学生らの話では、ごく普通のまじめな性格で、パソコン好きとして知られていた。 中辻容疑者がつくったとみられる「原田ウイルス」には様々なパターンがあり、「ヲタ(オタクの意味)殺す!!」「あまり俺(おれ)をなめるなよ…。」と感染者を挑発するような文言が浮かび上がるものもあった。 名前を使われた知人は「自分の名前がウイルスに使われていることは知っていたが、どこに相談したらいいか分からず、放っておくしかないと思った」と関係者に話しているという。 学生にもショックが広がっている。 情報通信工学部2年の男子学生(20)は「ウイルスをつくったり流したりするやつはアホやと思っていたけど、その1人が身近にいたなんて」。工学部1年の男子学生(19)は「ウイルスをつくるなんてもってのほか。しかも知り合いの名前をつけるなんて。同じ大学の学生として恥ずかしい」と憤っていた。 PR情報関西ニュース
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