「無くなるなんて考えられない」―。患者の言葉です。
内科医全員が"退職"する事になった北見赤十字病院が、記者会見を開いて、3月末での「内科の事実上の休診」を発表しました。患者には動揺が拡がっています。
(荒川穣二副院長)「閉鎖というか一時的に休止せざるを得ないと病院としても判断している」
内科医6人全員が、3月末までに退職する北見赤十字病院は、苦渋に満ちた記者会見を開きました。病院は朝、告知文を張り出し、「3月末での内科病棟閉鎖と外来の休診」を患者に知らせました。
(荒川穣二副院長)「現状維持は間違いなく不可能だ」
きょうも混みあった内科外来では患者に「他の病院に紹介する」との文書を直接、渡しました。
(北見の患者)「こんな紙をもらったんだけど。 内科は無くならないでしょ、俺はそう信じているよ」
(サロマから来た患者)「手が震える症状が出てきたから。できるって言うのならね・・・無くなるっていのは…」
(長く通院している患者)「病気が悪い時から知っていた先生だったのでいままで安心して罹っていたので新しい病院に急に行けと言われても困りますよね・・・」
北見赤十字の内科には現在、入院患者が70人、通院患者が一日170人きます。病院では2月から、他への紹介を始める予定です。わずか1週間後の整理開始に、患者の間には戸惑いが拡がっています。
(2008年1月24日(木)「どさんこワイド180」) |