この中で御手洗会長は、今回のアメリカの金利引き下げについて「ＦＲＢは機敏に反応しており、世界の金融財政当局が連動して世界的な金融への不安心理を断ち切ることを望んでいる」と述べ、今回のアメリカの対応を評価するとともに、世界の中央銀行や政府の連携が重要だという考えを示しました。その一方で、御手洗会長は「日本の株価は、今の日本企業の実力から見ると売られすぎた。ただ、サブプライムローン問題の影響がどこまで広がっているのか、実態がはっきりつかめていないので、注意深く見て行く必要がある」と述べ、アメリカの金利の引き下げで株価は回復しているものの、今後も注意深く見守る必要があるという認識を示しました。