個人の株式 含み損15兆円に
これは第一生命経済研究所が日銀の「資金循環統計」などを基に試算したものです。それによりますと、個人の投資家が保有している国内の株式の総額は、去年末の時点で90兆円に上っていました。しかし、22日も日経平均株価が750円以上値下がりするなど、ことしに入って株価の大幅な下落が続いたことで22日の時点での個人投資家の保有する株式の総額は74兆円にまで減少しました。このため、この間に売却された株式を除いて15兆4000億円の含み損を抱えている計算になるということです。また、これとは別に、個人が保有する日本株の投資信託でもことしに入って2兆7000億円の含み損が出たものとみられ、含み損の合計は、18兆1000億円にのぼります。これは、個人金融資産全体の1%余りにすぎませんが、第一生命経済研究所では「株で資産を運用している人にとっては、含み損が膨らんだことで買い物をする意欲が低下して個人消費に影響を与える可能性もある」と話しています。 |
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