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│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く |2008年01月05日
5歳の息子がこう聞いてきました。
「あのさ、透明人間になる薬ってあるの?」 薬を飲んで体が透明になるようなマンガを 見たのだそうです。 「そういう薬はないわよ」 「今はなくても、いつかはできる? ぼくが大人になったころはできる?」 「たぶん、できないと思うけど」 「絶対できない?」 「うーん、絶対とはいえないなあ。 けど、もしそういう薬ができたら、 おまえは透明人間になりたい?」 「なりたい!」 「どうして?」 「○○ちゃん(好きな女の子)のうち、覗けるもん」 「でもねえ、体は透明になれても、 お腹の中のゲロやウンコは丸見えだよ。」 「へ…?」 そう、仮に肉体を透明化できても、 食べた物まで透明化できない。 胃の中でドロドロに消化される姿(つまりゲロ)や、 腸の中でうごめくウンコは丸見え。 うえ〜、想像しただけでもキモい! もっと大変なのは血液です。 血液が赤いわけは、 ヘモグロビンに鉄分が含まれているからだ。 この鉄が酸素と結びつき、身体中に酸素を運んでいる。 血液を透明にするには、鉄イオンを除去しなきゃならない。 しかし、そうするとたちまち窒息だぁ〜。 窒息が嫌なら、血液の透明化はあきらめなきゃね。 せっかく体が透明になっても、 胃袋で波打つゲロ、 腸をうごめくウンコ、 身体中に張り巡らされた血管を流れる血液、 これらが丸見えの透明人間。 きええ〜っ、これじゃバケモンだわ。 「ぼ、ぼくやっぱり透明人間にならない…」 「そうね、賢い選択だわ」 あたしの説明を聞き、すっかり慌てた息子。 また1つ大人になりました。 ネットって、上の透明人間の話と同じなのよ。 匿名性ゆえに、他人から見えない透明人間に なったように錯覚する。 しかし、醜いキモい姿は皆から見られている。 ま、誰のこと言っているのかは お分かりのことと思います。 しっかり見られているんですよ。 くぷぅ〜。 この記事のトラックバックURL:
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