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男児の遺体に外傷なし 窒息死か 大阪・守口

2008年01月17日

 大阪府守口市滝井西町2丁目の民家で16日夜、生後約2週間の男児が殺害された事件で、男児の遺体に目立った外傷がなく、鼻や口をふさがれたことによる窒息死の疑いのあることが府警の調べでわかった。近く遺体を司法解剖して死因を調べる。

 殺害されたのは、無職山中いづみさん(22)の長男禮弥(れいや)ちゃん。府警に対する山中さんの説明によると、2人でいたところを男に押し入られ、自分も粘着テープで緊縛された。帰宅してきた山中さんの母親の真理さん(48)が見つけ119番通報したという。

 調べでは、同日深夜に救急隊が駆けつけた際、禮弥ちゃんは自宅居間の小型ベッドに横たわり、すでに心肺停止状態だった。検視の結果、遺体には殴打の跡など目立った外傷はなかったという。

 一方、室内は机やテレビ台の引き出しが開けられるなど物色の跡があったことが判明。出産祝いの祝儀袋も床に散乱し、中に入っていた計数万円が見当たらないという。

 山中さんの説明によると、同日午後6時45分ごろ、玄関が開く音がしたため様子を見に行くと、男が押し入り、泣き叫ぶ禮弥ちゃんの口などにテープを張ったうえ、抵抗する山中さんを突き飛ばしてテープで緊縛。10〜15分間室内にいたが、終始無言だったという。

 また真理さんは、同日午後11時20分ごろに帰宅。山中さんが座った状態で冷蔵庫に粘着テープで縛り付けられ、禮弥ちゃんはそばの小型ベッドに寝かされていた、と話しているという。

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