27歳藤川さんトップ当選(2007/04/23)
テープが飛び交う中、八戸市議選史上最多得票で初当選を決め、万歳で喜びに浸る藤川優里さん(左)=22日午後10時54分
 国会議員、県議の元秘書や組織票を持つ有力な新人が出馬、混戦に拍車を掛けた青森県八戸市議選。新人九人のうち、藤川優里さん(27)は今回の最年少候補者でありながら、市議選史上最多得票でトップ当選を果たした。このほか、元県議秘書の森園秀一さん(47)ら六人が初陣を見事に飾った。
 藤川さんの父は市議を四期務め、先の県議選に再挑戦した藤川友信さん。涙をのんだ父の無念をはらそうと、正式に出馬表明したのは告示五日前。文字通りの短期決戦で浮動票を一気に取り込んだ。
 当選が決まると、同市売市の事務所はお祭りのような騒ぎに。優里さんは笑顔で「これだけ多くの人に支えられていると実感したことはなかった」と支持者約百人に感謝の言葉を述べ、「保育や介護予防などの問題に取り組んでいきたい」と抱負を語った。
 祝勝会の後、優里さんと握手を交わした友信さんは「弱い人の立場に立った政治を心掛けてほしい」と、父や先輩の立場からエールを送った。
 森園さんは鹿児島県出身。故・滝沢章次さん、求さんの県議秘書を十八年間務め、その間に培った人脈を生かし、着実に支持を広めていった。
 当選の報を受け、同市根城一丁目の事務所では支持者らが喜びを爆発させた。森園さんは「四年間の働きぶりを見てほしい。皆さんの声を市政に届けるため頑張る」と力強く決意を述べた。

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【写真説明】
テープが飛び交う中、八戸市議選史上最多得票で初当選を決め、万歳で喜びに浸る藤川優里さん(左)=22日午後10時54分

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